この間実家に帰って偶然発見したこれ。
買った記憶も読んだ記憶もないんだけど。
スマホより小さい、ミニ文庫。
裏表紙には、実用新案申請中とあるが、どうだろう申請が通らなかったのか全くお見かけしない。
これは物凄いお宝なのでは?と思って検索したら意外と多くの人が売りに出していて、二束三文の価格。ハハ、ガッカリ。
裏表紙のあらすじはなんと恋する金田一耕助の悲劇!
ページ真ん中あたりはっきりと
金田一耕助は明らかにその女に惚れているのである。
書いてある。
たしかに金田一耕助がこんなにあからさまに人を好きになったことを隠してないのは初めてかも。
この恋は残念ながら、しかしやっぱりハートブレイクな感じておわる。結構あっという間に。
タイトルは「女怪」と恐ろしいが、金田一が惚れる虹子は、決してそんなおぞましい感じではなく、むしろ出会う男に翻弄されまくったかわいそうな女性。
ちなみに同じ話を読みたければこちらに収録されている。
和23年秋、「八つ墓村」事件を解決した金田一耕助は、岡山県警へ挨拶に立ち寄った。ところがそこで、耕助は磯川警部から、無気味な死仮面にまつわる話を聞かされる。東京で人を殺し、岡山に潜伏中の女が腐爛死体で発見され、現場に石膏のデスマスクが残されていたのだ。デスマスクはいったい何の意味なのか? 帰京した耕助は、死んだ女の姉の訪問を受け、さらに意外な事実を聞いて、この事件に強い興味をそそられた。巨匠幻の本格推理に、
死仮面は、言わずと知れたデスマスク。
女学校で起きた事件が、犯人の悪巧みによってどんどんひどいことになっていくのである。
でも救いは、途中から急に現れた感のある白井澄子というとても聡明な女学生。
耕助も一目置くその洞察力。
でも、小鳥のようにブルブル震えて耕助に抱きしめ止められたり、ちょっとキュンとさせてくれるのである。
どちらも、八つ墓村の次の事件と書いてあったが、死仮面の方が先と見た。
そ、それにしても「絶筆「上海氏の蒐集品」を併録する。」とな!
あっさり読み飛ばしていたが、これが最後でしたか。
金田一耕助のロマンスと、横溝正史の絶筆を抑えたい方にオススメ!
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追記:収録本を間違っておりました。
正しくは女怪は「悪魔の降誕祭」の方に収録されています。