鏑木蓮の白砂を読んだ。
初読みの作家さんなので、この表紙と落ち着きのあるタイトルから固めの犯罪小説かな?と手に取った。
が、最近全く勘の当たらない私である。
ポンポンやり取りする刑事コンビの軽妙な会話が心地よい。
とくに、ベテラン刑事の大学に入ったばかりの娘が、何故かコンビを組んでいる若造刑事と連絡を取り合ってるらしくて気が気では無いところも面白い。
オマケに、奥さんとも仲良しみたいで、納得行かない感じかコミカル。
重厚なタイトル「白砂」については、ネタバレにはならないと思うので書いてしまうが、お骨のことである。
最近は、自然に還すということで、墓ではなく散骨を選ぶことも多いようだが、事件はこのお骨を巡って発生する。
お骨を人造ダイヤモンドにする技術があるのは知っていたが、今は、ペンダントのようにしか見えないマイクロ骨壷のようなものもあるらしい。
死んでお骨になっても、別にお墓に入れないで手元に置いておきたいという人も増えているのだろう。
それとは逆に、大自然に還すために散骨も増えているようだ。
たしかに、今すぐわたしが死んだら規定のルートに則って、会ったことも無い旦那の親族の眠る墓に入れられるのだろう。
うわー、まじかー
死後の世界あったら痛たまれんな。
死んでからはじめましては、とても気まづい。
世間の人が、旦那の墓に入りたくないと言っている意味が今わかった。
散骨しかも、海でお願いしたい。
しれっとそこら辺にまいて欲しい。
なんか規制があるらしいけど、そこはまあ家族力で適当に乗り越えて欲しい。てことをいつか伝えたい。
家族の誰にもブログは読ませていないが。
予備校生、高村小夜が一人暮らしのアパートで殺害された。出入りが目撃された中年男性が捜査線上に浮かぶ。心の動きに捜査の主眼を置く下谷署の目黒は、小夜を知るにつれ、援助交際の線を捨てて事件に迫った。小夜が歌に詠んだ故郷、京都府の山村で目黒が掴んだ事実とは。哀しい真相が隠された、切なさ溢れるミステリー
次に読みたい本
なんか、キット販売されてた。
で、その下にはこんな本も