iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

「闇に染まりし、闇を祓う」怪談はエンタメだ!

はやせやすひろの「闇に染まりし、闇を祓う」を読んだ。

怪異ハンター・はやせに依頼される不可思議案件。
6つの禍々しい謎、どう解くのか? それとも――放つのか?

あなたの呪い引き取ります。
すべて実話のホラー事件簿。

怪異ハンター・はやせのもとには
さまざまな不可思議案件がやってくる。

◎黒いモヤが口から入り込み、
破壊行動をとってしまう少年に取り憑いていた“霊”の正体とは!?
(取り憑かれた少年)

◎「猫の置物」の持ち主を襲う突発性難聴や耳の怪我の理由とは?
さらに、この呪いは広がっていく……。
(特級呪物・猫ちゃん)

◎はやせの行動を予言したある女性――彼女が幼少期を過ごした
不思議な寺の秘密を追う。
(能力者を育てる寺)

さまざまな依頼や呪物の引き取りを通して、
闇に濃く深く染まっていく、はやせ。
同時に、怪異の経験者や呪物の持ち主たちを
染めていた闇はだんだんと祓われていくのかもしれない。
読むごとに、あなたの闇は祓われるだろうか。
それとも――。

大人気YouTubeチャンネル「都市ボーイズ」
はやせ氏が実際に取材、体験した話を元にした
6つのホラー事件簿。

 

引用に全て書いてあることがすべてだ。
付け加えるなら、普通の怪談よりちょっと引いた感じというか、あんまり信じていないスタンスでひたすら怖い話や不思議な話を収集しているイメージ。

最初から最後まで「検証」姿勢だし、オカルトにたいして結構突っ込む。

 

先週末、こちらの「はやせやすひろ」の「怪異研」の怪談イベントに行ってきたのだ。

実は、私。こういう怪談系が大好きなのだ。だって、更年期を迎えたこの身体、もう恋愛のワクワクがなくなってきたので、怪談のゾクゾクで代替えしたい!

 

とはいえ人生初の怪談イベント。正直怪談に4500円?と思いつつも(ケチなので)とても楽しめた。

 

というか、私みたいな右も左もわからないずぶの素人は少なく、割と熱心なファンも多かった。

そしておしゃれさんが多かった。(というか個性的ファッションな人が多かった)

怪談ライブってどんな感じなんだろう、と思っていたが壇上には演者の数のパイプ椅があるだけ。

ただひたすら語るだけで2時間。退屈する暇は全く無かった~

落語とはまた違うが通じるものがある、ざ、話芸。立派なエンターテインメントでした。

 

7割の時間割笑っていたかもしれない。そこまでゾクゾクっとする話よりも不思議な話も多かった。

 

あと、「配信しないのでここだけの話ね!」という形で語られる話はなかなかヤバいものだった。

 

ただ、この本の作者「はやせやすひろ」氏は杖をついてでてきて超つらそうな様子。

 

この人、呪物コレクターとして有名でとある宗教家に「呪いがハヤセの中で煮詰まって蠱毒になっている」と言われたほど。

え、だいじょうぶ?なにかが障ってない?

どうでもいいけど、岡山ってホラー系作者の聖地よねー

しかも津山の生まれだって。

岡山で津山といえば「津山事件」、これじゃない。

ichi-z.com

そしてこれよ。

 

ichi-z.com


最後にはやせやすひろがでている動画チャンネルを共有。

都市ボーイズ - YouTube

 

もし次がったらまた行きたい。全然知らなかったけど福岡でも最近怪談ライブとかがあっているらしい。

 

次に読みたい本

この人も演者でした。
呪われ人形「チャーミーちゃん」を抱いて登場(なのに、それには一切触れない)