アウトプット大全という本で有名な樺沢紫苑の「言語化の魔力」を読んだ。
著書累計218万部突破の、大人気精神科医が贈る、究極の「悩み」解消本!!あなたの悩みは、解消できます。それも、簡単な方法で——
幻冬舎ホームページより。
悩みがある人は、悩みを言語化してみたら解決できますよ、という指南書。
わかりやすいし、へーーということが多かった。
私が知らなかった!なるほど!と思った点をつらつらと書かせてもらう。
・コントロール感がないとストレスになる。
→明日の天気が雨だったらどうしよう、という悩みは「天気は自分では変えられない」のでコントロール率0%。
ただし、明日途中で雨が降り出したらどうしよう。であれば、雨具や着替えの準備等色々自分が対応できることがある。
こんな感じで、自分でコントロールできることだけ悩めば良い。
・悩みの自分率を考える
→妻が切れるのをやめさせたい、と考えるのではなく妻がどんなときに切れやすいのか、妻に切れられないように自分でできることはあるか、と考える。
確かにそれならが、自分ができることが多くなるのでやれる事がある。
・悩んだら、検索せよ。主治医に聞け、上司に報告しろ。
→悩んだって時間の無駄なことも多い。色々悩むくらいなら人に頼れ!
・悩みを言葉にしてみる
→自分が今何に悩んでいるかを120~140文字(ちょうどXに投稿するくらい)にまとめる作業で、自分の悩みについて整理できてその時点で、次に何をしたら良いか自分でわかる事が多い。
いま辛くて辛くて仕方がない人には難しいかもしれないが、たしかに言語化するって大事だとここ最近良く思う。
とある上司がおりまして、なぜ私はこの人がこんなに苦手なのかを言語化できないまま異動してしまったのだが、あの場を離れて初めて別の視点から見ることができるとわかった。
あ、決して「そんなに悪い人じゃなかった」みたいなことも思ってません。
改めて思った以上にモラハラくそ上司やったなとおもっている。
・・・は、これは言語化とは言わないかもしれない。
とにかく、脳科学のアレコレとか心理学のアレコレとか、アドラー心理学についての本「嫌われる勇気」など、たくさんの興味深い話が書かれていて悩みがある人は、バカにせずに読んでも良いかもしれない。
ただ、読んでる途中気になったのは「僕のフォロワーに聞いたアンケートでは」が多い点。
それって、母集団が結構偏ってる気がする。
あなたは悩みがありますか、って聞いたら7割悩みがあると。
うーん、申し訳ないけど「精神科医の発信に興味がある層」の七割だからなー、そりゃ悩みあるやろ。
これ本気で書いてたら結構うさん臭いかもと思っていたが、あとがきで「今回の著作ではあえてエビデンスとかにはこだわらずナラティブに~」と書いてあったので、ああじゃあやっぱ確信犯か。
ナラティブってなんだよ、って私も思ったのでご安心ください。
ナラティブとは、物語性というものらしい。
論文多用されていない分、とっても読みやすい。科学読み物、的な?
次に読みたい本
本書で、言及された宗教学者「鈴木大拙」とはどんな人かちょっと興味湧いたので。
多くの人の悩みを聞いたた大拙だが、聞き終わった後かならず「それはそれとして」として話始めたらしい。
あなたの意見には反対もせず、だからといって賛成もせずということで切り替えてしまう言葉。
いいねー私も使おう。
それはそれとしてもう一つ。
これは、読みたい本というか以前読んだ本。
読んだ直後はめちゃくちゃ感化されて「アウトプット大事!」とばかりにブログ書きまくっていたような(そして失速したようなw)
ああ、過去記事があった・・・うわータイムリープしたかと思うほどおんなじこと考えてる。
鏡をみてこれが私!?って言ってるような・・・
最後の最後にちょっとした「どやさ」
5月はなんと毎日ブログを更新した。タイムリープの輪から抜け出たかもしんない。
31日間のアウトプットを成し遂げたのである。
習慣化ってどうやったら定着するのか?という試行錯誤と、やるかやらないかという選択肢を自分に与えない作戦が功を奏した。
この本、久々に私に効いています。何かを習慣化したい人には本当におすすめ。