iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

軽い気持ちで手に取ってもいい「顔ニモマケズ」

目を惹くタイトルである。作者は 夢をかなえるゾウなどでヒット連発の水野敬也氏。

書店で見かけたとき、思わず手に取った。そして、取りつつも興味本位で立ち読みすることに少々罪悪感を感じていた。

しかし、この本を読み終わるころにはそう感じることのほうが失礼なのかもしれないと思った。

どんな人にも大きな悩みから小さな悩みもある。

とはいえ顔という外側の部分は、どうしても人目に付く部分だけにご苦労も多かっただろうと思うが、みな幸せそうに見える。

 

どんなことを書いてもまじめな感想文になってしまいそうだから書かないが、結局コンプレックスとは自分で自分にはめる鉄仮面(スケバン刑事に出てくるやつね)みたいなものなのだというのがわかる。

 

この本を書こうと思った作者とインタビューに答えた9人は、おそらく「幸せ」ってものは他人が決めるものではないことを知っていて、読者にも幸せになれる気持ちをおすそ分けしてくれようとしているのだ。

 

 

今ならkindleunlimitedで読めるので、もっと美人に、もっとイケメンに生まれてきていたら幸せになれたのにと思っている方におすすめ。