目を惹くタイトルである。作者は 夢をかなえるゾウなどでヒット連発の水野敬也氏。
書店で見かけたとき、思わず手に取った。そして、取りつつも興味本位で立ち読みすることに少々罪悪感を感じていた。
しかし、この本を読み終わるころにはそう感じることのほうが失礼なのかもしれないと思った。
どんな人にも大きな悩みから小さな悩みもある。
とはいえ顔という外側の部分は、どうしても人目に付く部分だけにご苦労も多かっただろうと思うが、みな幸せそうに見える。
どんなことを書いてもまじめな感想文になってしまいそうだから書かないが、結局コンプレックスとは自分で自分にはめる鉄仮面(スケバン刑事に出てくるやつね)みたいなものなのだというのがわかる。
この本を書こうと思った作者とインタビューに答えた9人は、おそらく「幸せ」ってものは他人が決めるものではないことを知っていて、読者にも幸せになれる気持ちをおすそ分けしてくれようとしているのだ。
顔ニモマケズ ―どんな「見た目」でも幸せになれることを証明した9人の物語
- 作者: 水野敬也
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2017/02/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今ならkindleunlimitedで読めるので、もっと美人に、もっとイケメンに生まれてきていたら幸せになれたのにと思っている方におすすめ。