iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

遺品

若竹七海の遺品を読んだ。 遺品 (角川ホラー文庫) 作者:若竹 七海 発売日: 2016/02/25 メディア: Kindle版 タイトルも表紙も怖い。 学芸員の仕事がなくなり、彼氏とも別れ、家族ともうまくいかないというどん底期に、たまたま紹介された仕事がとある女優のコ…

「白痴」焼き鳥たべれなくなるやん・・・

坂口安吾の「白痴」を読んだ。 体験した者にしか書けないであろうリアル空襲の描写にガクブルだった・・・ 主人公伊沢は映画の演出家で「表現者である俺」を自負しているのだが、一方で月給の心配をしている。 そんな自分がイヤで仕方がない。いっそ、戦争が…

桜終わっちゃったけど「桜の森の満開の下」

坂口安吾の「桜の森の満開の下」を読んだ。 桜の森の満開の下 作者:坂口 安吾 発売日: 2012/09/14 メディア: Kindle版 昭和初期に活躍した「無頼派」の代表的作家である坂口安吾の小説。初出は「肉体」[1947(昭和22)年]。通る人々が皆「気が変になる」鈴…

ギムレットにはまだ早い「ロンググッバイ」

レイモンドチャンドラーの、というかレイモンドチャンドラーが憑依した村上春樹の「ロング・グッドバイ」を読んだ。 ロング・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリ文庫 チ 1-11) 作者:レイモンド・チャンドラー 発売日: 2010/09/09 メディア: 文庫 私立探偵のフィ…

桜の樹の下には

満開の桜を見てふとどんな話だったかと思い梶井基次郎の「桜の樹の下には」を読んだ。 桜の樹の下には 作者:梶井 基次郎 発売日: 2012/09/28 メディア: Kindle版 タイトルは超有名だし、なんなら桜の樹の下には死体が埋まっている、とワンセットでオチまで知…

アイコンを変えました。

のび太のママ風のアイコンに変えた。 これは一応自分で書いたので二次創作?になるのかな、パクリとか盗作じゃない事を祈る。 最近、藤子不二雄とか手塚治虫などの漫画ばかり読んでて、改めて天才たちだなあと思っている。 令和の時代にうちの子は、好きな漫…

「ヨチヨチ父」誰が書いた本かわからんくなってる

ヨシタケシンスケの「ヨチヨチ父」を読んだ。 ヨチヨチ父 とまどう日々 作者:ヨシタケシンスケ 発売日: 2017/04/22 メディア: 単行本 とにかく絵がかわいいヨシタケシンスケ。 シンプルなラインだけど真似できない、絶妙な線。 かわいいけど、甘いばっかりじ…