今村翔吾の「くらましや稼業」を読んだ。
登場人物たちのキャラがわかりやすくで、脳内映像がやりやすい。
まさしく、映画化したら誰がやったらいいか考えちゃうやつ。
今でも根強い人気があるエンタメ時代劇映画に良さそうなストーリーだった。
(大名倒産とか超高速参勤交代とか・・・)
既に8巻まででいている人気シリーズだ。
テンポ良い会話と、ちょっと影のある主人公。
いわゆる、行方をくらましたい人々からお金をもらって完璧に逃がしてやる仕事だが、関所とかあるし、現代よりもずっと逃がすのは大変そうだな。特に女性は関所で止められそう。
そして、多分お金のためにやっているのではない。
(まだまだ、何故くらまし屋などをやっているかは語られない)
もと武士でめっぽう強い主人公はいつもは飴屋をやっている。
反則じゃないかと言うほど強い。だって相手の剣の流儀をそっくりコピーすることができて、しかも更に上回ることができるのだ。剣の腕というか、異能というかスキル。
変装名人(ちょいと稀な美男)もいるし、天才策士(おきゃんな町娘)もいるし、ホントアニメみたいな時代小説。
あーおきゃんっていう形容詞久しぶリに使ったわ・・・・
万次と喜八は、浅草界隈を牛耳っている香具師・丑蔵の子分。親分の信頼も篤いふたりが、理由あって、やくざ稼業から足抜けをすべく、集金した銭を持って江戸から逃げることに。だが、丑蔵が放った刺客たちに追い詰められ、ふたりは高輪の大親分・禄兵衛の元に決死の思いで逃げ込んだ。禄兵衛は、銭さえ払えば必ず逃がしてくれる男を紹介すると言うが──涙あり、笑いあり、手に汗を握るシーンあり、大きく深い感動ありのノンストップエンターテインメント時代小説、ここに開幕!
アニメみたい、とおもっていたら、漫画になっていた。
次に読みたい本
本当に夜逃げ屋という特殊な引っ越し業者に就職した漫画家が「逃げたい人たち」の話を実話漫画化、らしい。面白そう。