iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

ノンフィクション

「正義の行方」は藪の中

木寺一孝の「正義の行方」を読んだ。 30年前に起こった「飯塚事件」の真相に迫るノンフィクションだ。読んでいて衝撃で何度か声が出てしまった。 限りなく冤罪と思われる久間さんが、すでに死刑執行されている後味の悪い事件だ。 小学生一年生の女の子2人が…

「発達障害「グレーゾーン」その正しい理解と克服法」克服できるんだ?!

岡田尊司の「発達障害「グレーゾーン」その正しい理解と克服法」を読んだ。 最近自分が若年性の例のやつ(名前書くのもイヤ)か発達障害じゃないかと疑う日々である。 職業選択を誤った場合の不幸についていろいろか考えてしまったよ。 もうね、この歳になっ…

「記憶喪失になった僕が見た世界」リアル異世界転生もの

坪倉優介の「記憶喪失になった僕が見た世界」を読んだ。 小説や漫画(特に昔の少女漫画では)よく出現する「記憶喪失」だが、実際に本当に我が身に記憶喪失が起こった人はなかなか聞かない。 この本は、18歳の時に事故の後遺症で記憶喪失になった本人が当時の…

「地面師」ドラマみたいなノンフィクション

森功の「地面師」を読んだ。 ほんとにこんな話あるの?え?ドラマじゃなくてノンフィクションだよね? と耳を疑う話だった。 最近私の会社では異常に地面師が流行っている。 どうやらネットフィリックスでドラマがあってるみたいで、面白くて一気に観た派と…

「いずみさん、とっておいてはどうですか」尊い!

高野文子の「いずみさん、とっておいてはどうですか」を読んだ。 いずみさん、とっておいてはどうですか: こどもの時間のモノ語り 作者:高野 文子,昭和のくらし博物館 平凡社 Amazon 「昭和のくらし博物館」に届いた荷物。その箱に入っていた人形やままごと…

「日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る」事件か事故か―元客室乗務員の執念と証言

青山透子の「日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る」を読んだ。 わたしにしては珍しく、次に読みたい本をちゃんと読んだ。 日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る (河出文庫) 作者:青山透子 河出書房新社 Amazon 墜落現場の特定と…