表紙の絵もなかななかすごい横溝正史の短編集。
あまり下調べをせずに購入してしまったため、いつ金田一が出てくるのか?
とずっと期待しつつ読んでしまった・・・
この本では金田一出演なし!やばい、そろそろ、金田一ラバーとしては金田一ギレがおこりそう。
そもそも、kindleunlimitedを契約してしまったばっかりに、契約切れる前にとばかりに、アガサクリスティやら、人形佐七捕物帳やらに邪魔?されて、肝心の金田一がおざなりになってきて、こんなことではいけませんな。
やっぱ、人生短いから読みたい本から読んだ方がいいんかな。
でも、アガサクリスティもなかなかどうしておもしろいしな。
「妖説血屋敷」
「面(マスク)」
「身替わり花婿」
「噴水のほとり」
「舌」
「三十の顔を持った男」
「風見鶏の下で」
「音頭流行」
「ある戦死」
「誘蛾燈」
上記9編ですが、やばい読み終わったのは昨日なのにすでに 「妖説血屋敷」「音頭流行」「誘蛾灯」くらいしか記憶が・・・
せめて表題作「誘蛾灯」のあらすじをば。
窓ガラスの明かりの色を合図に間男を引き込んでいた女の話です。
・・・我ながらひどい咀嚼力。
全編通じて「めぐる因縁」とでも申しましょうか「死んでから気づく」ともうしましょうか、「まさか君がキーパーソンとはね!」っていう話が多かった気がする。
最後おまけのように。
「誘蛾灯」というキーワードではなぜかこの事件のノンフィクションが引っかかってくる。
あったなーこんな事件。
引き寄せられて死ぬ、っていうことかい?言いえて妙なり。
何もかも忘れてふらふらと飛びつきたくなった経験のある方におススメ!