タイトルだけを見た友達に心配されたこの本
かなり有名な本だから読んだ人も多いとは思うが、知らない人が見たらわざわざ嫌われることないんじゃない?となるのは当然。
実際「嫌われる勇気より好かれる努力だろう」というツイートも見かけた。
ま、このツイートはきっと読まれていない方なんだろうと思うが、
嫌われることを恐れるな、っていうような簡単な本ではないのである。
私の咀嚼力でちゃんと説明できるかはなはだ心ともないのだが「とてもいい本だった」
・・・すごい、小学生みたいな感想で申し訳ない。
娘の学校の「先生が選ぶおすすめ本」に掲載されていたので読んでみたのだが、確かに若い子に読ませたくなる本だ。
アドラー心理学は最近よく聞くが、残念なのは知っていることと実践できることは違うというところ。
この本をよんで「なるほど素晴らしい!」と思っても実際にアドラーの言うようなものの考え方ができるようになるにはかなりの「修行」が必要な気がする。
実際、身に着けるためには年齢の半分の年月が必要とも言われているそうである。
確かに過去のトラウマのせいで○○ができない、とか言う考え方よりは数段「徳が高い」考え方なのである。(アドラーはトラウマなんて存在しない!と言い切っている)
そう、全体的に宗教というか修行感が漂う。
最後に「他者への貢献こそが幸せになる方法」 と書かれていて、すごく納得したのにいざ説明しようとすると全然説明できないという・・・
なんとなく神髄にふれた!と思ったんだけどなー
ちなみに、もっと楽しくエッセンスを知れるこの本もよんでみた。
マンガで分かる心療内科 アドラー心理学編 (ヤングキング・コミックス)
- 作者: ゆうきゆう・原作,ソウ・作画
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2014/11/25
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (8件) を見る
この人の漫画おもしろいよねーちょっと子供向きじゃないのもあるけどね~
それにしても、哲人を青年の対話形式で進む「嫌われる勇気」。
青年の妙に芝居がかった口調がどうしてもおかしい。
こんな青年なんかいやだーと思いつつちょっとかわいいなとも思っている。
2019年、私が読んだ本ベスト10には入ってくるなと思うこの本。
年末忙しくっても読む価値あり、おススメです!