日本推理小説史上最高の傑作？「不連続殺人事件」 - iCHi's diary～本は読みたし、はかどらず～

青空文庫で坂口安吾の「不連続殺人事件」をよみました。

ご存知の通り、青空文庫は著作権が切れた著者の本をボランティアによってテキストにしてくれているものですが、kindleでは普通の本と同じようにダウンロードして読むことができます。

素晴らしい文化！

とはいえ、有料版と違い原文そのままなので少々とっつきにくい。

本にもよるけど、現在出ている文庫本などは時代に併せて読みやすくしてくれているのですが、当たり前だけど青空文庫はそういうサービスと言うか余計なことは一切ない。

とはいえ、日本の名作と言われる本が無料で読めるのは本当にありがたいので、中高生の皆さんにはガッツリ読書してほしいなぁ。

今回よんだ、不連続殺人事件はとても読みやすく内容もしっかりミステリーしているのでおすすめ。

なんと、読者への挑戦が行なわれます。

犯人と動機を当てた人には懸賞金がつくということで、途中何度か作者からの挑発がぶっこまれています。

そして、最後には正解者の発表まで収録されているのです。

・・・住所と名前まで、個人情報がおおらかすぎる時代。

逆に、孫です！とか自慢できそう。

この話、登場人物がとにかく多くてなかなか覚えられない。

なんどか、最初に戻って見直したりしました。コミカライズしてくればいいのに～～～

とおもったら、映像化されていました。

主演：野村宏伸　・・・時代を感じる。超人気者だった。女子の半分は惚れてた（私見）。