横溝正史による初の金田一耕助主演の長編「本陣殺人事件」を読んだ。
久しぶりに読んだけど、やはり読後感は良くないなー
もちろん、面白いトリックだし金田一がアメリカ時代に麻薬中毒者になりかけていた、なんておもしろい部分もあるんだけど、やっぱり殺人の動機がどうしても好きになれん。
殺人の動機に好きも嫌いもないけど、まーこの犯人はさーもーさー、名家のボンの育て方間違うとこんなになってしまうんかい、うんざりするような人間。
ネタバレになるので言えないけど、ほんとムカつく男でございました。
- 作者: 横溝正史
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 1973/04/20
- メディア: 文庫
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江戸時代からの宿場本陣の旧家、一柳家。その婚礼の夜に響き渡った、ただならぬ人の悲鳴と琴の音。離れ座敷では新郎新婦が血まみれになって、惨殺されていた。枕元には、家宝の名琴と三本指の血痕のついた金屏風が残され、一面に降り積もった雪は、離れ座敷を完全な密室にしていた……。アメリカから帰国した金田一耕助の、初登場の作品
代表作だけあって、たくさん映像化されています。
定番の古谷一行のもあれば、
こちらはなんと、中尾彬が金田一耕助・・・あの、ネジネジの人ですな。
キャストに名前が上がっているのを見たとき、磯川警部かな?と思ったけど、まさかの金田一やった。
それにしても、こちらのDVDは杉本一文さんの描いた表紙に合わせてきてるよね~
真ん中の女の子?女性が鈴子かな。
あ、猫が上や・・・