レンタルコミックで事件簿つながりで借りた2冊。
正直、金田一少年をどこまで読んでいたか全く思い出せなくて、確かにこのトリックには見覚えがあるので読んだような読んでないような。ある意味もやっとしっぱなし。
それにつけても、高遠少年は常にモデル立ちというかタカラジェンヌのような観客を意識した美しい所作。
なるほど、生まれながらにマジシャンなんですな。
こちらは、まさしくバブル崩壊直前の、島耕作がまだ課長くらいの話である。
よくわからないがいつものワンナイトラブの末殺人事件に巻き込まれる島耕作。
目が覚めたら全裸の美女(ただし死体)と同衾していたという果てしなく島耕作っぽい導入部。
ただし、事件簿つけりゃいいでしょ、というやっつけ仕事ではない。
原作は天樹征丸名義で「金田一少年の事件簿」や「探偵学園Q」などを描いている 樹林伸さん。
というわけで、島耕作もしっかりミステリしておりました。
作中は90年代初頭か?当時のでっかい携帯電話とかポケベルとか懐かしの探偵道具がでてくるので、そこもお楽しみなのである。
平成っぽさというより昭和っぽさを味わいたい方にオススメ。