図書館で借りたのである。
・・・なんで100人にしなかったのだろう。
やはり、11人いるへのオマージュなのだろうな。
この誰やねん、と思う探偵らしきお兄ちゃんのハンパなカッコよさ。
ハンパなくない。ハンパなくなくない?
ま、それはいいとしてこの本、古今東西のミステリに登場する名探偵と呼ばれる登場人物を101人集め、レーダチャートで偏差値を出しているのである。
まずは、日本のミステリの金字塔、金田一耕助はこんな感じ。
推:推理力と歴:名探偵としての歴史的価値 が最高点。
逆に運と体(体力)が最も低い。
そういわれればそうかな。納得の結果か・・・
でも、運で推理している名探偵とか、だれ?
載ってないけどコナン君?
コナン君含め、名探偵にはどうしても事件が必要、となるとこの運というのは事件にぶち当たる運と言えるのだろうか?
もう一つサンプルを。こちらは「この世には不思議なことなど何もない」中禅寺秋彦。
京極堂シリーズの登場人物。はたして彼は探偵なのだろうか。
しかし、身:身分と体力以外はほぼフルスペック。
それにしても、身分って日本人にはあんまりぴんと来ませんが、おそらく海外ミステリではよく「伯爵」とかいろいろ言ってるのでそういうやつでしょうな。
金田一耕助と中禅寺秋彦の身分にわずかに差がついているのも全くよくわからん。
(今思いついたけど、時代物で「殿様探偵」~事件は殿中でござる~とかどうよ?)
コミック版を載せてみた。
この人の描く京極堂はなかなか良い。美男子美男子しすぎてないところが好ましい。
それから、残念だったのは最近急激にお近づきになっている「ポアロ」が選外だったこと。
なんでも作家一人につき1探偵のルールを課したためミスマープルに譲ったんだそう。
101人なんていう半端な数字でいいなら、102人にしてポアロ入れときゃいいのに。
読みたい本が積みあがるこのガイドブック。
なかでもなめくじ長屋シリーズが気になった。宮部みゆきさんがすごくほめてたやつ。
ちみどろ砂絵・くらやみ砂絵―なめくじ長屋捕物さわぎ〈1〉 (光文社時代小説文庫)
- 作者: 都筑道夫
- 出版社/メーカー: 光文社
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