iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

週末本屋パトロール「TUTAYA和白店」

先日TUTAYA和白店に行きました。

ここは、レンタルコミックがあるため一度借りると返すため翌週訪れ、

せっかく来たので借りるか、ってことでまたレンタル・・・という、もうアリジゴクのようなスパイラル。

しかも行くと楽しいんだもん・・・コーヒーも飲めるし

せっかくなので、気になる棚を激写してきました。

 でっちあげ

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一番上のでっち上げは読みました。

下手なサスペンスより、よっぽど怖いの・・・

殺人教師としてマスコミにつるし上げをくった福岡市の男性教師のノンフィクション。

 

被害を告発した親子は、調べれば調べるほど怪しい点が多いのだが、教師による暴力、というセンセーショナルな内容ばかりが週刊誌に取り上げられ、学校側の弱腰の対応も相まって、どんどん真実が捻じ曲げられていく。

 

この事件が本当に数十年前に福岡で起きたことが信じがたい。 

ちなみにうちの高校生の長女は最初「高校教師になりたい」と言っていましたがこの本を読んで「やっぱやめとく」と言い出しました。逆の意味で人の一生を動かす本。なんというパンチのききっぷりでありましょうか。

 

モンスターペアレンツもカスタマーハラスメントも、初手の対応を間違うと泥沼なのね、と思いました。


この本に出てくる親子は、話が通じないという点ではモンスターですが、どちらかというとクレイジー親子。

出会ってしまったことが災難、可視できる厄災みたいな人物。そういう印象を受けました。

 もし自分がこの教師の立場だったら、いったい何ができるか・・・考えると身震いがします。

でっちあげ (新潮文庫)

でっちあげ (新潮文庫)

 

 

角川文庫70周年記念大賞

 

お次は角川文庫70周年記念大賞という棚。

あー懐かしいのから、まったく知らないのまで。角川文庫って70周年もたってるんだ~意外。

1950年代は欠番かな?八つ墓村の次はもう赤川次郎死者の学園祭なんだ~

ここら辺、まさに私が本を読み始めた時代なので、感慨深い。

リングももちろん読んだ。かなり話題をかっさらった本でしたね。

と、いいつつほとんど内容はうろ覚えじゃ。ジャパニーズモダンホラーよね、と知ったかぶってみる。

 

こう見ると、東野圭吾推しが半端ないなー

いや、そりゃ面白いの知ってるけどねー

最近は読んでるとミーハーみたいで逆に読みにくくなったというか、読みやすいから老後の楽しみに取っとこう、と思っている節もあります。

 

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 この中では脳科学捜査官~が惹かれるな・・・
ふむふむ、すでに3作シリーズなのね。面白そう!

 

 

脳科学捜査官 真田夏希 (角川文庫)

脳科学捜査官 真田夏希 (角川文庫)

 

 

 「福岡出身の作者」コーナー

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そして、この棚は「福岡出身の作者」コーナー

乙一氏と歌野晶午氏、福岡出身なんだ~

この人の葉桜の季節に君を想うということはほんとにおもしろかった!

こんなにスッパーーーンとひっくり返されたら、もう歓喜の涙しか出ませんわ。

ネタバレしかできないので語れない本ベスト10には必ずや入るね。

 

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

 

 

 

しかし、こんなにたくさん福岡の作者さんが並んでいるとわくわくしてきますね。

この中では、山口幸三郎の霊能探偵シリーズね!

ちょい怖い話は大好物な私ですから。