加藤実秋の「メゾンド・ポリス」退職刑事のシェアハウスを読んだ。
柳町北署の新人刑事・牧野ひよりは、念願かなって刑事になったものの、仕事はお茶汲みやコピー取りばかり。
そんなある日、所轄内で殺人がネットで生中継されるという事件が発生。
どうやら四年前に起きた事件の模倣犯らしい。
ひよりは上司の刑事から、四年前の事件を担当していた元刑事・夏目惣一郎の話を聞いてこいと命じられる。
新人刑事ひよりと一癖も二癖もある退職刑事たちが事件を解決していく痛快エンタメ小説。
メゾンドポリスは退職警官たちが集まって住むシェアハウス。
事件のアドバイスにこのシェアハウスに来るのだが、住んでいる老人たちがよってたかって解決してくれる。
登場人物たちはみな個性的で彼らが持つ昔取った杵柄的な特技で様々な事件を解決していく。読みやすくって軽くよめた。
最後にちょっとどうかなと思うのは、小説だからしょうがないかぁと思いつつ、ひよりさんの年長者に対する感じとか、流石に警察なんだからこれはなくない？と、違和感があるかも。
ドラマ化もしているようで、キャストが豪華だな～
老人の中にひとり事件の容疑者の自殺を悔やんで警察をやめた夏目さんという人がいるのだが、それが西島秀俊。あらかっこいい。
次に読みたい本
警察小説、という一ジャンルがある。タイトルがエモいわ。
