やっとようやくなんとか読み終わったドグラマグラ。
日本三大奇書の一つと言われているこの本。過激な表紙が有名。
そ、そんなところに角川文庫って入れちゃう?いいの!?
大学生に時に一度挫折したのだが、読めないけど読んでくれたらいけるかも、と思いkindle読み上げ機能で再チャレンジ。
結果はですね、ズバリ惨敗に近い。一応最後までは行ったはいった。もう読んんだという単語を使うのもおこがましい。
が、もう私の人生でドグラマグラはもう読みおわったことになっている。
お前はもう死んでいる、ですよ。
しっかしほんと難解!読み終わったら精神に異常をきたすと言われているこの本は、ネタバレをしようにもあらすじを紹介しようにも、何一つ説明できん!
で、映像やらコミカライズされたものに頼っちゃえ!
むーん。マンガになってもわからん!
こちらは80年代の映画。
あの桂枝雀師匠が主役。先ほど予告篇だけみたけど、この話をどうやって2時間にまとめるんだ?天才か?
あまりの読み終わりのスッキリしなさに、いろいろ検索してみると、みんなよくわかってないっぽい!
(失礼か!)
結局この脳髄を掻き乱されるような、メタな構成の浮遊感を味わえばいいのかなー
にしても、読み上げの中の人は生真面目にチャカポコチャカポコ、きっちり私の耳の中に語りこんでくるので、少々へんな気持ちになる。
?も「疑問符」って読むもんだから、ぎもんふぎもんふぎもんふぎもんふ………ってな感じでやられる。
お経か。
と、とにかく積年の積ん読を崩してようやく読んだもんね!あらすじの紹介すらできないけどね。
これで日本三大奇書の戦績は2勝一敗であります!
日本三大奇書とは…
夢野久作『ドグラ・マグラ』、小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、中井英夫『虚無への供物』の3冊。
ちなみに負けてるのは黒死館殺人事件。
虚無への供物は相当面白かった。もちろん内容はすっかり忘れているが。
黒死館殺人事件もドグラマグラも青空文庫で読めるので、まあ一度は読んで見ても損はない。(名物にうまいものはない、ともいうけどさー)
そもそも、奇怪な書の時点で褒めてないよね?