十連休の真っ只中、終わりの見えぬ断捨離に嫌気がさして先日よりもう一つの目標「積読を25センチ減らす」チャレンジ中である。
チャレンジ中であるが、こちらはブックカフェでタピオカほうじ茶ミルクを飲みつつありがたくダダ読みさせていただいた本。
(結局休みの間予定していたことはほとんど進んでいない驚くべき進捗、このままでは最終日に何もなしえなかった感でメンタル的に来そうな気がする。サザエさん症候群の重いやつ・・・)
この人の絵本、大人のファンも多くてひとひねりしてるというか、ちょっとにやっとさせられるコメントがツボ。
絵もシンプルながらめちゃくちゃかわいい。
で、今回読んだ「思わず考えちゃう」はイラストをもとにしたエッセイ。
「描きおろし」かと思いきや、まさかの講演などに呼ばれたときによくやるイラストを描いた時の気持ちを語る「語りおろし」なんだそう。
ヨシタケ氏はいつも日記代わりのようにスケッチをしていて、それこそ電車の待ち時間だとか喫茶店だとかちょっと引っかかったものを描いているそうで、ストレスがたまるほど描きたくなるとのこと。
絵本では思わず大人も考えさせられちゃうことの多いヨシタケシンスケさんですが、こちらのエッセイはヨシタケ氏が考えちゃったことが描かれていて、意外だったのは思ったよりネガティブ!ってこと。
大好きですけど、こういうの。
一番うけたのは、ちょっとうろ覚えで申し訳ないが
・・・いろいろ、その場にいない人を悪者にしてその場を切り抜けていきたい!
もろもろ、大人ならそういうとこありますわな。
特に仕事でよくやるのは上司に悪者になっていただく的な。
正社員なんだからよ!頭の下げ賃と悪口言われ代が上乗せされてんでしょ?
と思いつつ働いておる所存です。パートのおばちゃんです。はい。
それで丸く収まるならいいじゃないか!その場その場でいろいろやんわり切り抜けていければ!
さすが絵本では書けない感じの大人向けエッセイ。せくしぃとかそういう意味ではなくて。
ヨシタケシンスケ氏が思わず考えちゃった、わかる~ようなわからない~ようなエッセイ。日頃絵本などにはかかわりのない大人なあなたにおススメです。