やっと「円紫さんと私」第一弾を手に入れました。とうとうこのシリーズを読み終わってしまった。北村薫氏のこのデビュー作、表題作のほか砂糖合戦、あかずきん等を含む連作ですが、なかでも「砂糖合戦」は見事というより、円紫さんの空恐ろしいばかりの洞察力に肝を抜かれます。
「空飛ぶ馬」はちょうどクリスマスシーズンに今にぴったりの、ほっとする謎解きのお話。日常に潜むこんな素敵なミステリー、ほんのちょっとだけ目を凝らせば私にも見えるのかしらん。(ぽわわ~ん)
でも、私には円紫さんがいないのだから、ささやかな謎は解き明かされることなくもやもやとのこるんだろうなぁ。ああ、でも私はズバッと生きたい。ってなんとなく言ってみたかっただけです。(みのみたいに?)