先日気になってます!と言ってたマンガ日本の古典シリーズ。何冊かゲットしましたので感想を
雨月物語
思った通り、本の雰囲気と木原敏江の絵がマッチしてて、しかも初手から完全なるボーイズラブなお話。
必ず帰ってくると約束し、故郷に帰った兄しかしそこで裏切りにより牢に入れられ約束の日時に帰れそうにない。
かくなる上は死して魂となり弟の所へ戻らん、とする。
出会ったのも運命的なら、別れも運命
あ、兄と弟というのは兄弟の契りを交わしたという事ですからねー
…
古典として愛される理由がわかる。
そして、私の書くあらすじの陳腐さもわかる。
いや、読んでみ!桃色のため息でるから。
その他三編の話も多分私が要約しない方がいいのでしないが、美しいんですよ、とにかく。
とわずがたり
いがらしゆみこといえばキャンディキャンディの人。
帝に愛されるも確とした身分が与えられず、また物のように他の男に貸し出されたり与えられたりしてそれでも生きていく主人公の基本後悔と怨嗟の一生が書き綴られてます。
突き放すようなものの見方ができる賢い女性だったのだろう。
最後、あれほど沢山いた恋の相手も自分も全て出家。坊主めくり状態。
古典のさわりのさわりを知りたい方、往年の少女漫画に会いたくなった方にオススメです。