罪と罰、ってタイトルだけはみんな知ってるけれど手が出にくい本ナンバーワンじゃないでしょうか?
よく聴くのは「オモシロかった~」というのと同じくらい「読めなかった~」という声。
確か斎藤孝先生が極上のミステリーとして詠めるみたいなことを書いてあったけど、私もまあ、絶対読みきれないだろうと手を出す気もなかったんです。
ところが去年から名作文学を徹底漫画化、ということでイースト・プレスから出ているのを知り、いっちょ読んでみましたよ。
罪と罰 (まんがで読破) 著者:ドストエフスキー | |
でね、やっぱり30分くらいでさくっと読めちゃったりするんですがうーん・・・やっぱり、オモシロくないんですよ。ぜんぜん。あらすじを知りました、おわり。という感じ。
やはり、この罪と罰というお話は、主人公ラスコリニコフ君が悶々とぐじぐじと悩む心理を同じくらい重量級の文字で追うからこそオモシロいのではないかしらん。とおもいました。
いや、漫画の出来不出来、という以前に原作がどんなもんか全然知らないからね~
絵はね、結構苦手な感じかも。かなり少年漫画青年漫画?よりなんじゃないでしょうか。
ちなみに、アマゾンの評はけっこう良い方に傾いておりましたがほとんどの人が「原作は未読ですが」とのこと。ふふふ、原作を読んだ人は漫画読まないよなー
でもね、じゃあ原作も読んでみよう!っていう流れにつながるから悪くないと思います。
私も高校生くらい血気盛んだったら読もうと思ったかも。(読まないらしい)
この漫画で読破シリーズはちょっと気に入ったから次は、「カラマーゾフの兄弟」とか読んでみましょうかね。蟹工船もちょっと気になる。
今、気づいたけど私主人公の名前がすんなり覚えられないとムリだわ。
なんで、スビドリカイロフとか言われてもねぇ・・・(主人公の妹のストーカーをする貴族の名前)新薬?
以前挫折した人も、挫折しなかった人も、名作のさわりだけお手軽にいかがですか?
罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫) 著者:フョードル・ミハイロヴィチ ドストエフスキー | |
いろんなところが出してますが、読むなら新薬、もとい新訳のほうがいいと誰かが行っていました。読まないけど。