iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

ほっこりした気分に「としょかんライオン」

話題の絵本「としょかんライオン」を読みました。

結構大型のしっかりした絵本。絵は色鉛筆と水彩でやさしいタッチです。

ここで出てくるライオンは百獣の王ライオンの怖さはなく、やさしいふかふかした毛並みを持つお手伝いライオン[E:lovely]

内容は

ある日、突然図書館にライオンが現れます。

図書館員のマックビーさんは大慌てでメリーウェザー館長に報告しますが、「図書館では静かにする」という決まりさえ守ればよろしい」 と言うことになります。

こうしてライオンは、毎日やってきて図書館のお手伝いをするようになります。

みんなは 「図書館はライオンがいないとやっていけないね」 と大歓迎。
しかし、館員のマクッビーさんだけは、面白くありません。

「ライオンがいなくったってちゃんとしてたじゃないか」

ある日、ライオンは怪我をした館長の助けを呼ぶため大声を上げます。
そして、図書館の決まりを破ってしまったと、自ら姿を消してしまうのです。

館長も図書館に来る子供たちも寂しくってしょうがありません。あの、マックビーさんさえも。

しょんぼりした館長のためにも、マックビーさんはライオンを探します。そして、さびしそうに佇むライオンにこうささやきます。

「あー図書館の決まりが変わったんだ、”図書館で大声をだしてはいけない、ただし特別な理由がある場合を除いて”・・・つまり、怪我をした友達を助ける場合なんかを」

マックビーさんは、日本の俳優さんで言えば西村雅彦さんから精力的なつやつやを引いた感じとでも申しましょうか[E:wink]。

ライオンに嫉妬しちゃうあたりがとてもいい感じです。

それにしても、ライオンが図書館にいたら素敵だろうな[E:sign04]

あの、尻尾の先のふさふさした部分でホコリを払ったり、高いところの本をとるときに踏み台の代わりになってくれたり、お話の時間には子供達のクッションになってくれたり・・・[E:heart04]

あーあの大きい抱き枕のような感じは、いいねぇ!

しかし、実際は獣くさいか?(ていうか、頭からかじられるか)

以前、フェリシモでまさしくこのコンセプトの大きなライオンの抱き枕[E:leo]なるものを販売していてずいぶんと物欲が刺激されたけれど、確か3万円くらいだったので諦めました。

ライオン好きにも図書館好きにも、抱き枕好きにもおススメの一冊です。

としょかんライオン (海外秀作絵本 17)

著者:ミシェル・ヌードセン

としょかんライオン (海外秀作絵本 17)  5歳の娘の受けは、星三つくらいでした。

 3歳にはやや早いみたい。