藤崎 翔の「お梅は次こそ呪いたい」を読んだ。
こんなふうに「楽しいお話」を書けるようになりたいな~と、まるで少女のように思ってしまった。
さすが元お笑い芸人。人を楽しませる事には年季が入っている。
ミステリーではないけれど、連作短編集の中に張り巡らされた伏線という伏線が、最後に一気に「情報番組サンライズ」の人気キャスターによって巻き取られるところはお見事だし、爽快だった。
お梅の心の声はかなりダークだけれど、呪えども呪えどもお梅の常識の埒外の現代人たちはますます幸せになってしまう。
人間を呪いたいのに、次々に幸福にしてしまう日本人形のお梅が、最終的にはいじらしくてかわいい思えてくる。
頑張れ、お梅ちゃん! 大丈夫。あなたの知らないところで、女好きの人気キャスターがちゃんと破滅しているよ!
この本はaudibuleで読みました。
増強された呪術の力で、次こそは現代人たちを呪い殺す……つもりが、またしても幸せにしてしまう!?
笑いと涙と怒濤の伏線回収に翻弄される、シリーズ第2弾!
お梅、ぱわああっぷ!!!! 今度のお梅は、空を飛ぶ!
戦国時代以来の封印が解けて復活し、現代人を呪い殺すつもりが、ブランクが長すぎて間違えて人々を幸せにしてしまった呪いの人形・お梅。
新たに習得した空中浮遊・胴体分離の能力を駆使し、次こそ人間を呪おうと意気込むが……。
お受験家族、二世帯住宅など行く先々の不幸を煽り、現代人を呪い殺せるか。
涙と笑いと呪いの大好評オカルトハートフルコメディ、第2弾!
次に読みたい本
第一作。もちろんお梅の生い立ちが詳しくかいてあるが、もし2巻からよんだとしても楽しめるだろう。
人形の怪談ということで本物の怪談師の書いたこちらの作品。
こちらは、ベタベタな展開ながら、さすが怪談のプロが書いたエンタメ。
雑談
東野圭吾さんの訃報に触れ驚きました。
ビックネームになりすぎて最近あまり手を出せていなかったが、大学生の時に読んだ
『卒業』『どちらかが彼女を殺した』など加賀シリーズの面白さは今でも覚えている。
理系のミステリ作家ということでかっこいいなぁと憧れていたんだった。
読んでも読んでも、まだおもしろい本がたくさんあるから、しかもよみやすいもんだから、なんだかいつでも読めるような気がして後回しにしていました。
もう新作がでないと思うと残念でなりません。。
御冥福をお祈りします。
私がこのブログに記した唯一の東野圭吾作品の記事はこちらでした。
