トーベ・ヤンソンの「ムーミン谷の彗星」を読んだ。
ナレーターは室井滋だった。(めっちゃ合う)
小さい頃からアニメで見ていたムーミンだけど、ちゃんと読むのは初めて。
ムーミンったら、わかりやすく女の子にデレデレするし、おじいさんに冷たいし、優しいだけの妖精ではないみたい。
スニフという、あの砂色の小さい動物のことはすっかり忘れていたが、スナフキンとともにムーミンの親友で、子どもっぽくてこちらはかわいい。
スニフとともに、彗星について知る旅に出たムーミン。途中で放浪の旅人スナフキンと出会い、すっかり意気投合。3人で旅を続けることに。
スナフキンは、定住せず、所有欲もない。服だって、新しいものは自分の身体に馴染ませるのに時間がかかるから嫌い。ちょっと哲学的で、アンニュイで、かっこいい。
現代人に人気が高いのもよく分かる。
それにしても、旅の途中で寄った雑貨屋にて、落語「壺算」のようなくだりがあって面白かった。といっても、こちらはハートウォーミングな感じ。
スナフキンが選んだズボンを、新しすぎるからという理由で「やっぱり買わない」と返したら、お店のおばあさんは「そのズボンで支払ったのだから」と、それ以外の物を売ってくれたのだ。優しい世界にも程がある。
児童文学って、大人が子どもに純粋無垢であることを期待しすぎないほうがいいのかも。問題児ならぬ、問題生物がたくさん出てくる。
あ、あの世界一まずいお菓子で有名な「リコリス」もサラッと登場していたよ。
さすがフィンランド。
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あと4日で、地球滅亡……!? 衝突の危機がせまった彗星を調べるため、ムーミントロールはスニフと共に、天文台へ大冒険。スナフキン、スノークのおじょうさんとの出会いも!

