iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に忘れっぽい私の読書録。最近はもっぱらAudibleで聞く読書

「ブリトビラロマンSF 江豆町」

小田扉の「ブリトビラロマンSF 江豆町」を読んだ。

 

ブリトビラロマンSFってなに?と思って検索したけど、結局小田扉のこの本しかでてこなかった・・・・ ロマンSFならわかるけど、ロマン要素はあまりない。

 

謎多い街、江豆町。江戸にかけているっぽいので江豆タワーや江豆サブレがあるんだけど、でてくる情景は昭和的。

 

数日に分けて少しずつ読んだせいか、結局何を読まされたのかわからん!となった。1話1話は面白いしなんとも言えず味があるのだけど、伏線があるのか?回収されているのか?いないのか?これはシュールなのか?というのがちとわかりにくいかも。

そういうのを含めて楽しめ、って感じなんだろうとは思うけど。

 

私はとくに、第四話「町の囚人」が好き。

 

南太平洋に浮かぶ小さな島国「マル王国」

マル王国の刑務所は、国が解体し無人島になる時になぜか江豆町に移された。

たった一人の受刑者「ニック」かれはマル王国の王子だったが、政権争で敗れ見せしめのために収容されていたのだが、江豆町の人たちもニックを何のために閉じ込めているかわからないものだから、だんだんなあなあになり、最期には「一人でバスで小学校に行き野菜作りの手伝いをする」というゆるさ。いいわぁ。

 

 

それにしてもこの人、疲れた人を描くのが上手いなぁ。

異世界からやってきた「虫を操る海賊王」は、片目に海賊っぽい眼帯をしているのだが、これが弱そうにみえて、ホントに弱い。

 

それから、歳を重ねる事に憧れをもち特殊メイクを施して老人として生活する青年、サイトウ。

外側は老人だが、中身は極めて親切な20代の青年なので街でみるみる人気ものになる。

とにかく、面白い設定の面白いおじさんたちがたくさん出てくるのだが最終話で一気に謎の男が出現して、いままでのほほんとしていたお話に一気に「伏線の匂わせ」が出てくる。あれもこれも伏線?とおもって前の方に遡るも、いまいちわからん。

 

そう、ブリトビラという言葉自体なんだか良くわからないといったが、まんまと一杯食わされたかのような( ̄ー ̄)ニヤリがあるマンガである。

 

で、一番びっくりしたのはこの下北沢の古本屋で面白そう!と思って購入した本をさっきアマゾンで調べたら「2016年購入済」となっていたことだ。

 

えええ、旅先で古本買うのって一期一会ぽくっていいわね~なんて情緒に浸っていたのに、10年前に自分で買っていた・・・

果たして記憶がないのってコスパがいいのやら悪いのやら。

 

江豆町 ブリトビラロマンSF

謎と不思議に満ちた場所。しかし何処よりも平和な地――。「そうだ、江豆町へ行こう。」小田扉が初めて挑んだ渾身の不条理SFギャグ長編作。「クイック・ジャパン」で2年間連載され、各方面から多くの反響・支持を得た「ブリトビラロマンSF」が新エピソードを加えて登場。前人未到の摩訶不思議ワールド!!

次に読みたい本

小田扉といえば団地ともお。単身赴任の父さんというのが我が家と重なって勝手に大好きだったな。

団地ともお(1) (ビッグコミックス)

 

ああ、この人の絵柄中川いさみに似てるんだ。今気がついた。