野宮 有の「殺し屋の営業術」を読んだ。
疾走感のあるクライムミステリー
仕事熱心すぎる営業マン鳥井が、殺し屋と鉢合わせ。命を取られるくらいならばと、殺し屋の営業として立候補する。
天才なので、どこの会社でもトップセールスの彼は、仕事以外に何も打ち込めるものがない、いやその仕事でさえ、目標達成を繰り返してもなんら達成感を見出せず、げんなりしてい。
しかし、殺し屋の無茶な目標設定に俄然やる気を出した彼は、畑違いのアンダーグラウンドの世界でも誰にも真似できない営業術でのしあがってゆく。
営業についての自己啓発本を読んだようなお得感もある。
まさしく悪の華が開花する瞬間。
一気読みだった~~
「営業ノルマ」は、2週間で2億円。
稼げなければ、全員まとめて地獄行き。〈あらすじ〉
営業成績第1位、契約成立のためには手段を選ばない、凄腕営業マン・鳥井。
アポイント先で刺殺体を発見し、自身も背後から襲われ意識を失ってしまう。
鳥井を襲ったのは、「ビジネス」として家主の殺害を請け負っていた「殺し屋」だった。
目撃者となってしまった鳥井は、口封じとして消されそうになる。
絶体絶命の状況の中で、鳥井は殺し屋相手に「ここで私を殺したら、あなたは必ず後悔します」と語り出す。「今月のノルマはいくらでしょう? 売上目標は?」
「契約率は25%……、残念ながら、かなり低いと言わざるを得ません」
「どうしてこんな状況になるまでプロの営業を雇わなかったんですか?」そう……これは商談なのだ。
研ぎ澄まされた営業トークを矢継ぎ早に展開し、場の空気を掌握する鳥井。「あなたは幸運です。私を雇いませんか? この命に代えて、あなたを救って差し上げます」
契約成立。
鳥井は、殺人請負会社に入社することに。
前代未聞の、「命がけの営業」が始まる――。常識を覆す発想から走り出す、ジェットコースター・ミステリー!
次に読みたい本

