「ゆうきゆう」の「マンガで分かる心療内科 うつを癒す話の聞き方編(1)」を読んだ。
人の話を聴くというのは、簡単そうでいて、たぶん全然簡単ではないのだ。
このシリーズは結構好きで、先日ブックオフで(ごめんて)まとめ買いしてきたうちの一冊である。
しかし「マンガで分かる心療内科 うつを癒す話の聞き方編(1)」は、軽いノリでどんどん読めるのに、中身はかなり実用的だった。
相変わらずテンションはくだけていて読みやすい。いや、読みやすいを通り越して、ちょっとくだけすぎて話がとっ散らかっている感じすらあるのだが、それもこのシリーズの味である。深刻なテーマを、変に重たくしすぎずに読ませるのはやっぱり上手い。
そして絵がお上手。
今回のテーマは「どうやって人の話を聴くか」メンタルを弱らせている人なんて、今や本当にそこら中にいる。そういう世界で、こちらが何を言うべきかではなく、どう聴くべきかを教えてくれる本だった。
私は常々、自分は人の話を聴くのがあまり得意ではないと思っている。
つい何か言いたくなるし、特に自分の子どもに対しては私こそ何らかの指導というかアドバイスを言わねば、みたいな余計な責任感も出てくる。
でもこれ、完全アウトなんですって。
だからこのように、話の聴き方をちゃんと技術として示してもらえるのはありがたい。
まずは、とにかく相手の話を聴くこと。目を見て、うなずくこと。共感を示すこと。文字にすると当たり前なのだが、実際にはこれが難しい。
悩みを打ち明けられると、人はどうしてもアドバイスしたくなる。何とかして解決してあげたくなる。でも、この本ではそれが基本的に厳禁なのだという。
やっていいのは、せいぜい「私があなただったらこうするかな?」くらいの、押しつけにならない言い方まで。いやもう、見事にやってはいけないことを全部やっていた気がする。善意100%で相手を追い詰めるやつである。耳が痛い。
しかも、人はどんなに正しいことを言われても、しんどい時にはあまり響かないらしい。
これも分かる。分かりすぎる。たぶん多くの人が、正論を聞きたくて話しているわけではないのだ。わかるよ、大変だよ、とまず受け止めてほしいのである。旦那に話したら話す前より余計モヤモヤする、みたいなことが起こるのも、まあ、そういうことであろう。
そういうとこだぞー(誰向け?)
後半では、自殺を考えている人への声かけについても触れられていて、ここはかなり有用。
正直怖い。プロに任せたい。こちらも腰が引ける。
でも「自殺はいけない」と言ってはいけないのだという。そんなことは本人が一番わかっているからだ。わかったうえで苦しんでいる。
だからこそ、話を聞いて、共感して、理解を示すことには意味がある。「話してくれてありがとう」「それは大変な状況だ」「そんなにつらい中、今までよく頑張りましたね」――こういう言葉は、いざという時のために覚えておくべきなのではないかと思った。いかのおすし、みたいに全国民に叩き込んだ方がいいレベルである。
警察官に自殺を止められた人の9割は数年後も生存していたという調査結果もあるという。
専門家につなぐのはもちろん大事だが、その前段階で、私たちにもできることはある。
思い当たることがある人は、ぜひ。
もしあなたの近くにいる人がうつになってしまったら…どう接したらいいかわからないひとはこちらを一読!悩みを打ち明けられたらアドバイスは厳禁!?ゆうきゆう&ソウコンビによる笑って賢くなれる心療内科シリーズ!
次に読みたい本
実用書なのに泣けるらしい。今はやっている本。
雑談
先程このブログのアクセス解析をみたらなんと今日は通常の5倍くらいに跳ね上がっていた。
何故に?
昨日の更新は「本を売る日々」だったが、そこまでバズっている様子はない。
はて。今までにないことだけにちょっと上ずって緊張しているのだが、一体全体どこをどうすればよいのかはわかっていない。
これはバスなのかしら(絶対ちがう)うふふ。謎。

