ロバ−ト・A.ハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」を読んだ。
SF、特に古典的名作SFに対して強い憧れがある。実際は手に取ってみても良くわからん。正直、翻訳がきつい、なんて何度も何度もほおり出してしまう分けだが。
この本も集中力を切り出しながら、3ヶ月かかってようやく読了。
この本もまさしく憧れ。読んでみてもあんまり意味わかんないんだけど(爆)、死ぬまでには有名などころを制覇したい欲はあって、SF名傑作選とかおすすめのSFみたいな記事があると必ず読んでしまう。
さて、この本は岡田利夫さんが「これは読むべき」とおすすめしていたので購入。分厚くてビビる。(文庫本なのに1700円くらいしてそれにもビビる。)
youtu.be
ガンダムの元ネタらしい。
ざっくりしたあらすじは、地球の植民地、もっというと流刑地として存在していた月世界の住民が、意思をもつコンピュータ「マイク」と共謀し独立戦争を起こす話た。
主な登場人物は3人。
マン=マヌエル(義手のコンピューター技術者にしてこの物語の主人公)
教授 リバタリアン(合理的無政府主義完全自由主義) 独立の思想的リーダー
ワイオ(革命のためにやってきた美しい女性)
そして、マイク(本名はマイクロソフト・ホームズ)がおしろい。
ChatGPTのように話すことができるコンピューターだ。
ChatGPTと違うところは、そこに意思があるところ。この物語が出版されたのは1966年だそうなので、そこから100年以上先の世界としてハイラインが思い描いた世界が、この「月は無慈悲な夜の女王」だ。
ちなみに原題「The Moon is a Harsh Mistress 」には夜も女王も一切含まれていない。こういう邦題の付け方一つとってもかっこいいんだよな。
面白いのは、十分に科学技術が発達した世界なのに「有線接続」なところとか、(マイクと話したければ電話を使う必要がある)データの保存が紙媒体(プログラミングは紙にパンチ)なトコロとか。
一方で、意思を持ったマイクが自分を「映像として自分を生成」したり、同人に複数人と会話したりする様は、まるで現代のAIを見るようだ。
この本を読んだら想像をしてしまう。
50年後100年後の世界がどう変わっているか、
自分たちの作った技術がどの用に使われていくのか。
月に行ったら重力が1/6なのでとても身体が軽く長生きできるらしい。
50年後には、月は保養所になっていて高齢者施設が林立しているかもしれない。
なんてったて、膝や腰が痛くても大丈夫だからだ。
私の想像はあくまで生活者、スケールの小さがうかがえる。
だからこそ、若い人に読んでもらいたい一冊になる。
技術がどんなに発達しても、それを作り出す人間は夢を持っていなければならない。
とても良い読書体験だった。
次に読みたい本
次の「死ぬまでに読みたい課題図書(SF編)」はこれ。
なんか面白いSFないっすかねーと高校時代の先輩に聞いたらおすすめされた(3年前・・・)読むから待ってて、K先輩。

