iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に忘れっぽい私の読書録。最近はもっぱらAudibleで聞く読書

「禁忌の子」圧倒的タイトルの納得感!

山口 未桜 の「禁忌の子」を読んだ。

 

ずっと読みたくて、買ったままの積読だったが、先にAudibleが出てしまったので読み上げてもらう。今世紀最大の贅沢。

 

いやー良かった。最後の締めも良かった!すごくいい本に出会うと感想がちょっと馬鹿になってしまうよね。

 

調べたが、びっくりするほどたくさんの賞にノミネートされている。さもありなん!

作者は現役の医師だそうで、たくさん出てくる医療用語はその経験に裏打ちされているのだろう。

 

救急医の「武田」と中学の時の同級生で、同じく医者になった「城崎」

二人のコンビが密室殺人の謎を解き明かす。

だが、単なるバディ物ではない。終盤に向かって加速する展開は一気読み必須で、いろんなことが手につかなかった。

 

今までいわば脇役だった武田の妻エリカが急に怪しく見える瞬間があり、物語はまさかの展開に。最期にタイトル「禁忌の子」の意味がわかって、なんとも言えない気持ちになる。そうか君たちはそう決めたんだね。

何言ってもネタバレに直結しそうなので、読み終わった人と語り合いたい。

ぜひご一読を!

 

ちなみに続編「白魔の檻」がすでに出ているようで期待大だわ。

禁忌の子 〈医師・城崎響介のケースファイル〉

デビュー作にして
*第4位 2025年本屋大賞
*第3位「週刊文春」ミステリーベスト10 (2024年12月12日号)


投稿作であることも忘れ手に汗握った。
読者を没入させるストーリーテリングができる方だ
青崎有吾

とにかく書きっぷりが達者で、私は作品の半ばまで読んで
「これが今年の鮎川賞だな」と確信した
東川篤哉

良質なサスペンスドラマのように、主人公が歩みを進めるたびに
真相に近づいていく展開は見事のひと言
麻耶雄嵩

救急医・武田の元に搬送されてきた自身と瓜二つの溺死体。
彼はなぜ死んだのか、なぜ同じ顔をしているのか。
「俺たち」は誰なんだ。

現役医師が描く医療×本格ミステリ
第34回鮎川哲也賞、満場一致の受賞作

救急医・武田の元に搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。彼はなぜ死んだのか、そして自身との関係は何なのか、武田は旧友で医師の城崎と共に調査を始める。しかし鍵を握る人物に会おうとした矢先、相手が密室内で死体となって発見されてしまう。自らのルーツを辿った先にある、思いもよらぬ真相とは――。過去と現在が交錯する、医療×本格ミステリ! 第三十四回鮎川哲也賞受賞作。

次に読みたい本

白魔の檻