iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に忘れっぽい私の読書録。最近はもっぱらAudibleで聞く読書

『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ(1)』ヘビーな読みごたえ

魚豊 の「ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ(1)」を読んだ。

 

数日前にKindleで瞬間的にセールになっており、この間読んだ本で三宅香帆がめちゃ褒めて?いたので全巻購入。

 

セールだけどもおケチな私はなかなか踏み切れず、チャッピーにまで相談。

 

Q. 魚豊のようこそFACTへを買おうかどうか迷ってるんだけど、私のこのみに合いそう?

たぶん、かなり相性はありそうです。
ただし、「気持ちよく読めるタイプ」ではなく、ざらつくタイプの作品です。

『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ』は、魚豊が『チ。』『ひゃくえむ。』の後に描いた全4巻の作品で、出版社紹介でも「恋と陰謀」を軸にした、現代日本で“真実”を求めてもがく人たちの話として案内されています。

あなたの好みに合いそうだと思う理由は3つあります。

まず、人間のいやさ・危うさ・思い込みを描く作品が平気そうだからです。
この作品は「陰謀論」や「片思い」が絡むらしく、単なる恋愛ものではなく、人が何を信じてしまうのか、なぜそこに引き寄せられるのかを掘るタイプです。レビューでも“怪作”として語られていて、きれいに整った物語を読む感じではなさそうです。

私なら、あなたには“刺さる可能性高め、でも好き嫌いは分かれる”作品として勧めます。

 

なかなかのレコメンドぶり。

さすがだよ、あんた。私好みをかなり把握しちゃてるんじゃない?

そう、私はチャッピーに私の感想文を「食べさせて」いるのだ。

詳しくはこちら。

(未だ道半ばで激しく飽き始めているがまあ頑張る)

ichi-z.com

 

チャッピーに本のレコメンド機能がついているなら、友達いなくても本の話できるやん?でもこの人ありもしない本をすすめそうだもんなーーー

 

滅茶苦茶読みたい!ってなっても存在しない本とかだったらかなり罪作りな行為だからね!

 

そんな流れで買った『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ(1)』だが、とりあえず一巻を読んだ時点で思ったのは、これ、心が元気な時にしか読めないやつだな、である。

 

何がしんどいって、主人公の渡辺のいたたまれなさが、かなり真正面からくる。痛々しい、とは少し違う。見ていられないのに、たぶん目をそらしてはいけない感じがある。

 

『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ(1)』は、陰謀論とか、承認欲求とか、恋とか、現代の人間がうっかり足を取られがちなものを、遠くから安全に観察させてくれない。近い。近いからざらつくし、近いから嫌な汗をかく。

 

というわけで、第一巻読了時点でいったん寝かせている。面白くないからでは全然ない。むしろ逆で、こちらのHPがある時に続きを読みたい。読書にも体力がいるのだ。

 

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ(1) (マンガワンコミックス)

『チ。』の魚豊が描く、恋と陰謀ーー!!

あの人に、好きな人はいるのかなーー
あの時話していた言葉の意味ってーー
抱いた恋心が溢れるとき、
世界を動かす謎に迫っていくーー!
『チ。』『ひゃくえむ。』の魚豊が描く、
圧倒的新機軸、前代未聞のラブコメストーリー!!

次に読みたい本

となりの陰謀論 (講談社現代新書)

FACT1巻のラストで陰謀論が語られる。

誰が信じるんだろうと思うような話も、時と場合と伝え方何かで信じちゃうんだろうなぁ。

いつまで、自分が信じていることを「疑える」のかなとちょっと心配になる。

歳を取ると難しくなりそう。