デイヴィッド・ギレスピー の「サイコパスから見た世界: 「共感能力が欠落した人」がこうして職場を地獄にする」を読んだ。
「これサスペンスドラマの脚本?」みたいな事例が連発で、おもしろいが全部実話だ。サイコパスの破壊力と手に負えなさ、やべぇ……としか言いようがない。
「サイコパス=シリアルキラー」みたいなイメージがあるので、あの人サイコパスじゃない?まさか~という感じだった。
ところが本書では、サイコパスは決してレアキャラではなく、ざっくり“20人に1人”くらいで存在する可能性がある、と出てくる。
ほほう。となると、あの人とあの人は……と、脳内で勝手に職場の顔が並び始める。
読み進めるほどに、サイコパスはもはや災害だなと思えてくるのが怖いところだ。ポイントは「共感能力がない」という話が、考え方とか性格の悪さではなく、もっと“ハード面の欠落”として説明されている点である。共感を感じ取る受容体がそもそも無い、みたいな。薬でどうにかしたり、トレーニングで克服したりできない。
だったら、ある意味障害なのだからかわいそうなのかも、とちらっとおもったが、代表的なサイコパス達のやり口の数々を聴くにつれ、全くかわいそうじゃないのだ。
この本ではトランプ大統領やスティーブジョブスのエピソードがたくさんでてくるが、トランプの無茶苦茶だなーと思う発言は彼がサイコパスだからと聞けば納得できる。
とにかく、サイコパスが職場にいたら戦わずに逃げろ、とこの作者は何度も言う。
モラルを持った私たちには到底サイコパスの考えていることはわからないし、とにかくかかわらず、自分が転職することだけを考えたほうがいいというのだ。
そこまで?と思うけど、もはや災害なので勝てるルールがこちらに無い。
サイコパスへの対処法は皮肉なくらい地味で「誠実でいることをあきらめてはならない」これしかないのである。私たちがもつ武器はあまりにも心もとない。
とにかく、ジャスミンというサイコパスの女性の話がサスペンスドラマのようにおもしろかったのだが、ドラマと違ってどう考えてもジャスミンが悪いのに、結局彼女の一人勝ちになって終わるところがあーもー!ってなる。
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絶対に彼らと戦ってはいけない。
20人に1人の割合で存在するサイコパス。
彼らはどんな特徴をもち、どのように組織を破滅させるのか?
どうしたら彼らを見分け、その有害な影響を排除できるのか?
脳科学や事例、ストーリーを通して理解する、その実像と対策。
職場や仕事で関わるサイコパスを見抜き、対処し、排除するための役立つガイドであり、
人生のお守りとして誰もが読んでおくべき全社会人の必読書。
[サイコパスの特徴]
・脳に機能障害があり、共感能力に問題が生じている。
・「ウソをついたりズルをしない人間はただの馬鹿」と考えている。
・自分以外の人間は管理すべき家畜と見なしている。
・自分は絶対正しく、間違うことなどないと思っている。
・他人を信頼できず、マイクロマネジメントをする。
・表面的にはとても魅力的。印象操作の達人。
・リスクを評価できないため「怖いもの知らず」。
・目先のことしか頭にない。衝動的に行動する。
・「モラル」というブレーキがないので、どんなにひどいこともできる
【主な内容】
はじめに
第1章 私たちのなかに紛れ込んでいるカメレオン
――歴史上のサイコパスたち
第2章 共感力の進化
――協力、信頼、「コモンズの悲劇」
第3章 サイコパシー
――共感力が欠如しているとなにが起こるのか
第4章 サイコパシーのおもな特徴
――同じヒトという種のなかに潜んでいる捕食者
第5章 ケーススタディ1
――ステファニー
第6章 ケーススタディ2
――アリス
第7章 ケーススタディ3
――スコット
第8章 ケーススタディ4
――ジャスミン
第9章 サイコパスへの対処法
次に読みたい本
そうそう、恐ろしいのは「魅力的に見える」から採用面接受かりがちなんだよねー

