芝山 大補 の「おもろい話し方――芸人だけが知っているウケる会話の法則」を読んだ。
「会話が面白い人」って、結局センスの神に選ばれた人だけだと思っていないだろうか。私もわりとそう思っていた。ところが本書「おもろい話し方――芸人だけが知っているウケる会話の法則」は、その思い込みをわりと雑にひっくり返してくる。
何百組ものコンビの漫才に関わってきた“ネタ作家”が、ウケる会話には型があると断言するのだ。そもそも漫才にネタ作家がいる、という事実にまず驚く。みんなコンビで夜なべして絞り出してるのかと思ってたわ。プロの世界、分業がちゃんとしている。
芝山さんが言うのは、面白さは「才能」だけではなく「再現できるパターン」の集合だ、ということ。もちろん丸暗記したら明日から爆笑王、とはいかない。そこは筋トレと同じで、読んだだけで腹筋が割れたら世界は平和だが、現実はそう甘くない。それでも読みながら「なるほど、たしかに……」と頷く場面がちょいちょい出てくる。
特に刺さったのが「完成度10%の出だしで話し始める」テクニックだ。最初から完璧に組み立てた話を投げると、相手は「え、こっちもそれくらいの完成度で返さなきゃいけないの?」と身構える。だからあえて、しょうもないことを先に言う。空気を軽くする。これ、会議の冒頭でいきなりキレッキレの資料を出す人がいると、その後みんなの発言が急に小声になる現象と同じである。雑談にも“場づくり”があるんだなと腑に落ちた。
もう一つ、逆マウンティングの話が面白い。笑わせるには上からより、自分を下げる方が効く。ただし「笑えない自虐」は禁物で、ルッキズムや暴力など、誰かを傷つける方向に行くと笑えない。最近よく言われる「誰も傷つけない笑い」ってやつか。
私たちは芸人ではないので、そこまでとんがってキレッキレにリスクを背負って笑わせる必要はないし。面白さって、技術だけじゃなくて配慮のチューニングでもある。
そして終盤の診断シートが、楽しい。自分がボケかツッコミか、さらにタイプ分けまでされる。無邪気ボケ、MCツッコミ、いじられツッコミ、天然ボケ、癒し系……と、分類されるだけでなるほど!とおもう。
私の結果は「いじられツッコミ」だったが、これは自分的にはしっくり。
「おもろい話し方――芸人だけが知っているウケる会話の法則」は、会話を“才能”から“練習可能な技”へ引き寄せてくれる本だった。
練習はダサい?いやいや、ユーモアってAI時代に自分を出せる最期の砦な気がする。
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