藍銅 ツバメ の「馬鹿化かし」を読んだ。
初読みの作家さん。ジャンルは・・・ファンタジー?
実在の人物が数多く登場する。
主人公の山田朝右衛門は、江戸時代に御様御用(おためしごよう、御試御用)という刀剣の試し斬り役を務めていた山田家の当主代々の名乗り。
先程調べたが、実在の人物でもあるがたくさんの創作にも登場しているらしく、何やら知る人ぞ知る歴史上人物みたい。
必殺仕事人にも同名で「首切り役人として」登場していたらしい。
(先程しっかり視聴してまいりました。かっこいい! 久しぶりに時代劇の殺陣を見た。効果音が、デュクシ!デュクシ!って小学生男子みたいでタノシ!)
本題に入る前に遠回りしてしまったが、そんな山田朝右衛門を中心に、これまた幕末の志士沖田総司や、本居宣長が登場する。実際に本居宣長は山田浅右衛門処刑されていると言う。(代々朝右衛門だったり、浅右衛門だったりなので、どの代の人かわからないが)
さて、そんな実在の人物を絡めつつも物語は極めてファンタジック。
見た目が馬と鹿をあわせたような不死の「服部半蔵」が、これまた死神に取り憑かれたため回りから人を遠ざけて生きている山田朝右衛門にめちゃくちゃ懐いて(BLかと思わせるほどだ)だが、そこに陰陽師「安倍晴明」が加わり、怪異対決トリオが出来上がる。(ほな、BLじゃないか)。だったら、コメディ路線かな?と思うけど、そこまで崩れず、とにかくサービス精神旺盛のハチャメチャな感じの作品。
すごいのは、これだけもりっもりにキャラクターを盛り込んでいるのに、なんだか悪くないんだよな~むしろいい!
服部半蔵の「朝右衛門」好きっぷりにはほのかな「らぶ」が見え隠れするものの、何と言っても、馬と鹿をあわせたような顔で耳をパタパタさせているので、どちらか言うと忠犬・・・だからこそいいのかも。
今まで読んだことのないものを読んでみたい人におすすめ。
この本もAudibleで聞きました
刀の様し斬りと罪人の斬首を生業にしている山田朝右衛門は、死に取憑かれていた。師匠、想い人、兄弟子……大切な人を次々になくし、荒れきった屋敷でただひとり、自分の寿命が尽きるのを待ち、お役目だけの日々。そんな無聊の中、あり得ないことに、ひとりの罪人の斬首をし損ねてしまう。服部半蔵を名乗り、身軽に逃げ去ったその男は不老不死で、斬られた首さえ再生させることができるという。しかも、余人からは記憶に残らない顔に見える半面、朝右衛門の目には半獣に見えていた。屋敷に転がり込んできた半蔵は、300年前から彼を知っていると言うが……。安倍晴明の子孫、沖田総司、土方歳三、吉田松陰など幕末の激動を生きるものたちとの交流、死神との対決の末、朝右衛門がつかんだものとは――。幕末怪異ファンタジー。
次に読みたい本
どうやら、今アニメがあっているこちらのコミックスにも「山田浅右衛門」が出てくるようだ。
先程「山田浅右衛門」を検索していたら、「山田浅右衛門」「かわいい」とサジェストされたので、びっくらこいたがこういうことか。
そして、ジャンプのアニメといえば私は一つ言いたいことがある。
奇面組が令和の時代にアニメになっとる・・・(大きい太字で書きたい)
30年以上前、私をオタクへ導いた漫画。初めて買った漫画が奇面組だ。
嬉しいというのとはちがう、もう過去の自分の一部分過ぎて見返すのが怖いんだわ。


