亜月ねね の「みいちゃんと山田さん」を読んだ。
読み進めるのが怖くなる衝撃作。
表紙にも描かれているみいちゃんは、「ケーキの切れない子どもたち」で有名になった境界知能の人物のようだ。
こういった人たちが誰の支援もなしに社会に出されてしまうと、本当に危ないのだということがよく分かる。
絵柄がかわいいことでなんとか読めるけど、劇画みたいなタッチだったら多分ないちゃう。
山田さんだけがそんなみいちゃんと仲良くしてあげているのが救い。
あとがきに「今までこういった人にであったことがあるだろうか」と書かれていたが、実生活にもこんな人いるかな?と思って振り返る。心当たりは無い(とおもう)
だが、境界知能の人はなんと7人に1人とも言われているらしい。
想像よりずっと多い。
万引きなどを繰り返してしまい、逮捕されることでようやく福祉の支援を受ける人も多いとのこと。刑務所はセイフティーネットでもあるのだ。
知能という目に見えないものだからこそ気づかれる事なく成長してしまうのだな。
そう言えば自分の知能なんてはかったことないもんな(今となってはこわすぎて図りたくないけど)
出だしから悲しい結末が提示されているので、破滅の道を進んでいることをハラハラしながら読むことになる。
とにかく読むのに胆力が必要な漫画だと思う。
2012年、新宿。
夜の街でキャバクラ嬢として働く山田さんは、
何をやっても”ちょっと足りない“新人・みいちゃんと出会う。
ヤル気と元気はあるものの、漢字も空気も読めないみいちゃんは、
周りから馬鹿にされ「可哀想」のレッテルを貼られてしまう。それでも、健気に働くみいちゃんの姿に、山田さんは徐々に心を惹かれていき―――。
不器用で愛くるしい女の子たちを巡る、夜の世界の12か月。
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