新川 帆立の「魔法律学校の麗人執事 1 ウェルカム・トゥー・マジックローアカデミー 」を読んだ。
ライトノベルだ。ラノベを読んだことがないとか、読むのがはずかしいというわけではないが、ちょっと言い訳させて。
なんと、作者は今年もこのミスにこの作品でノミネートされた「新川帆立」なのだ。
なかなか読ませる作品だった。被害者の気持ちと加害者の親族の気持ちどちらも味わう事になった語りが良かった。
そして年末のこのネット記事が面白すぎたのだ。
いやー私も常々「なんで転生する?」「なんで悪役令嬢?」という疑問を抱いていたのでたいへん興味深く読んだ。
なぜ、聖女ではなく悪女に生まれ変わるのか少々長いが上記サイトより引用
新川氏: 昭和の時代から、エンタメにおける女性の役割って、大きく分けて「聖女」か「悪女」かの二択だったと思うんです。女性向けのTL小説でいうなら、清貧で美しい聖女か、それを邪魔する派手な悪女。
このフォーマットは古いものの、やっぱり分かりやすいし、物語の構造として便利なんですよね。
でも、現代の女性たちが共感できるのは、ただ守られるだけの主体性が薄めな「聖女」よりも、主体的に行動して道を切り開く「悪女」の方だった。 そこで、「悪女(というレッテルを貼られた女性)」を主人公にするという逆転の発想が生まれたんだと思います。
しかし、本当に性格が悪い子だと、主人公としては応援できない。だからこそ、「悪女」と呼ばれる立場ながらも、実はそんなに悪い子じゃない、という主人公造形になっていく。
さすが、東大出身、元弁護士、プロ雀士などすごいスペックを持った作者。言う事がささるわ。
そんな本人がファンタジーの設定みたいなスペックをもつ彼女が書いたラノベがこちら。
物語は、大変読みやすいし小難しいことは一切ないけれど面白いのは「魔法律」という考え方。
あらゆる魔法は悪魔や妖精とかわした契約によって成り立つという考え方だ。
そして、ファンタジーながらきちんと法律知識が使われていると事が面白い。
まるでハリポタみたいな世界観の中に、急に法律用語がでてくるが違和感なく楽しく読める。
そしておばちゃんは思う。「はて。人を好きなる気持ちってどんなのだったっけ?」
なんか、家族を愛するのとは全然違った記憶なのだが。
そんな原動力が私の後半生にもまだ起こるのだろうか。ちょっと楽しみかもしれない。
「私が男のふりをして、男子寮で暮らすんですか!?」
男装したヒロインと、オレ様系男子による
恋と魔法の学園ファンタジー、開幕!
新川帆立の新境地!
ライトノベルシリーズ始動。『このミス』大賞受賞作家・新川帆立(『元彼の遺言状』『競争の番人』)の最新作は、 恋と魔法の学園ファンタジー!
野々宮椿は日本で一番優秀な十五歳の女の子。
生まれ育った修道院を救うため、魔法の天才・条ヶ崎マリスの執事になるがーー。
「おいド庶民。お前に俺の執事がつとまるわけないだろ」
ご主人は傍若無人で傲岸不遜、名門一家の御曹司だった。
椿はマリスの尊大な態度に辟易しながらも、マリスと共に魔法と法律の学び舎・魔法律学校に入学する。契約通り、執事の仕事をこなそうとする椿だが……。
「え? 私が男のふりをして、男子寮で暮らすんですか!?」
次に読みたい本
少なくとも転生後は超いい子なので、ちっとも悪役じゃなくて笑っちゃう。

