デヴォン・プライス の「「怠惰」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論」を読んだ。
私たちは、「頑張っているから成功する」と思って暮らしている。
そうじゃないと、頑張れないからだ。
だから、逆もまた真なりの法則で「今私が成功していないのは頑張っていないから」だと思ってしまう。
だが、本当にそうだろうか。というのがこの本の言いたいことだ。
みんな、自分にも他人にも厳しすぎる。「怠惰なんて存在しないのに。」
これを読んでいると、確かに私たち働きすぎだし自己責任という言葉を使いすぎている気がする。
そもそも、8時間も人間は働くようにはできていないとこの本は言うのだ。
8時間労働は、アメリカのフォード社が勤務時間をそれまでより短い8時間にしたところ、生産性があがったので「じゃあ」ということで設定された数字らしい。
それまではもっと長くはたらしていたらしい。
ただ、これ工場勤務のような仕事の話で現代の集中力を大きくつかう仕事であればやっぱり長過ぎるのだそうだ。
なので、従業員は「ネットサーフィンやおしゃべり」など休憩を取るのである。
これ、完全にゼロにすることはできないのだそうだ。(禁止しても、虚空を見つめてぼんやりするだけ)
これはぜひ、上司に読んでいただきたい本だ。
だが、実際上司におすすめする勇気は私にはない。
せいぜい目をぬすんでやるネットサーフィンに罪悪感がなくなる程度だ。
休めずに体調を崩し約1年以上も働けなくなった著者だからこそ気づけた真実。
働きすぎてもなんもいいことない。頑張りすぎても何もいいことない。
結局、自分を幸せにしてあげるのは自分の気の持ちよう次第なのだ。
フィナンシャルタイムズ紙はじめ
全米各紙で絶賛!!
社会心理学者が解き明かす「怠惰」の誤解(ウソ)
いつも頑張りすぎている人に希望をくれる。もっと人間らしい、良い生き方はできるのだ。
―ニューヨーク・タイムズ ベストセラー『デジタル・ミニマリスト』『DEEP WORK 大事なことに集中する』著者カル・ニューポート
一読の価値あり。
―『フィナンシャル・タイムズ』紙
資本主義に翻弄されて疲れた人のための科学に基づく自己啓発書だ。
―『シカゴ・リーダー』紙
人はそんなに働かなくていいし、価値は外からの評価で決まらないし、
すべてに詳しくなくていい、すべての人を助けなくてもいい。
「怠惰」であることに罪悪感を味わう必要はない。
なぜなら「怠惰=悪」は植え付けられた "信念" に過ぎず、しかも誤っているからだ。
本書が指摘する3つの「怠惰のウソ」
1. 人の価値は生産性で測られる。
2. 自分で限界だと思っても、信じるな。
3. もっとできることはあるはずだ。
上記が「真っ赤なウソ」だと言われて、
驚いた方もいらっしゃるでしょうが、
・オーバーワークの常態化
・燃え尽き症候群、うつ病
・スマホ疲れ、SNS疲れ
・格差の拡大と競争社会の激化
が叫ばれる現代を生きる私たちの中には、
薄々そう感じていた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本書では「怠惰」にフォーカスを当て、
・どうして私たちは「怠惰」であることを恐れるのか
・「怠惰のウソ」が世界中に広まり、正当化させたからくり
・「怠惰」であることの意義
・「怠惰のウソ」から真に抜け出して幸せに生きる方法
を、社会心理学博士である著者が解説。
本書を読み終えた暁には、
自分自身が価値ある人間であるという感覚を取り戻し、
「怠けること」の罪悪感から抜け出して、
あなたにとって「幸せな人生」とはなにか? を再考したくなることでしょう。
【目次】
はじめに 「自分は怠惰じゃない」と気づくまで
第1章 「怠惰のウソ」
第2章 怠惰を再考する
第3章 そんなに働かなくていい
第4章 人間の価値は業績では決まらない
第5章 すべてに詳しくなくていい
第6章 疲れる人間関係はそのままにしない
第7章 社会の「べき」を払いのける
結び 共感で「怠惰のウソ」を終わらせる
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