下村 敦史,の「口外禁止」を読んだ。
最新のAIが「サッカーワールドカップの対戦成績を予測」できたら?
そんなはずないと頭では思いつつも、3回連続当たっていたら、信じてもしょうがないのかもしれない。
昔、ワールドカップの結果を予想するタコのパウル君がテレビて紹介されていたなーというエピソードををどうしても入れたかったので入れておく。
さて、タコが当てられるならAIが当てられない訳が無いと思ってしまった主人公の恵介は、そのAI「ロペ」による人生プロデュースを受けることになる。
送られてきたイヤホンとボタンタイプのカメラを常時装着して、すべての行動をAIの言う通りに選択することになるのだが、優柔不断の恵介はそれを「楽でいいな」くらいの感じで受け入れる。
ロペのアドバイス通りにやっていたら、やがて可愛い女の子と出会いデートすることができ、私人逮捕系ユーチューバー(という分野があるんだって。知らなんだ)と仲良くなり、色々あって炎上して、それを挽回しようと、空き巣に入って気がついたら数億円相当の宝石を盗んでしまう、というどう考えても人生好転はしていないのに、まだロペを信じる主人公恵介。
彼の迂闊さに、何してんじゃーと突っ込みながら読み進める。
好転ではないものの、今までパットしなかった人生が一気にドラマティックになってしまったことは確かで、物語の終盤ではすっかり自分の意見をちゃんと言える子になっている。
すべての謎が解け、ロペのお陰でできた彼女や友人とこの先も仲良くやっていける成長を感じさせるエンディングですっきりする読後感。
ロペがどうやってサッカーのワールドカップの勝敗を予測したのか??この謎にあなたはどこらへんで気づくかな?(私は恵介が気づく直前まで気づけなかったよ)
突然届いた一通のメール――人生逆転の方法は「口外禁止」!?
共感!疑惑!? 驚愕! 圧巻の長編ミステリー
パッとしない大学生の元に突然、「プロデュース通りに行動すれば、人生うまくいく。」というメールが届く。
半信半疑で従った結果、彼の日常は急速に好転し始めるが、ある日不可解な事件に巻き込まれて……。
『同姓同名』『ヴィクトリアン・ホテル』『全員犯人、だけど被害者、しかも探偵』……
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