三津田信三の「碆霊の如き祀るもの 刀城言耶シリーズ」を読んだ。
この「刀城言耶シリーズ」こつこつ読んでいるのだが、今回は読了までかなり時間がかかってしまった。去年の9月に購入して積読しまくって、再開しても波に乗れずようやく読了。
これだけ時間がかかるとただでさえ独特な世界になかなか入り込めずに、イマイチ響かない読後感。残念。これは作品のせいというより私の集中力の欠如のせい。
それにしても読めないキンドル本の存在の虚しさよ。
さて、舞台は、閉ざされ不便な痩せた土地である強羅地方。
民俗学のフィールドワークに訪れたはずなのに、またしても殺人事件に巻き込まれる刀城言耶。
立て続けに起こる殺人事件の犯人は?
いかにしてこの不可能状況をつくりあげたのか?
動機も、密室も、犯人もすべてがわからない状況で、探偵役の刀城言耶は最後まで揺れに揺れ続ける。
後半の犯人指摘のパートも、まるで話しながら推理を入れ替え検証するかのようで、何度も自ら導き出した犯人を否定する。
いつも元気な偲さんですら、ツッコミが入れられないほどゆらゆらと犯人にたどり着く様子は、なんかいつもと違うような?
ちょっと話はそれるが、雰囲気作りの(失礼か)おどろおどろしいの地名、閖上(ゆりあげ)なんかは、実際にそういう地名があるらしい(ということをゆる言語学ラジオで知る)
こちら、いままでポッドキャストにハマったことなかった私がはじめて追いかけているイチオシ番組。
言語学?!といままで触れたこともなかった内容も二人の掛け合いが面白くてすんなり聞けてしまう。
話戻って、今回のこのミステリーの終わり方はいわゆる「快刀乱麻」という感じじゃない。むしろ探偵の方が逃げるように帰ってしまうのだ。
そういう優しさも刀城言耶の魅力なんだろうけど。いいのか?という気もする。
様を祀る、海と断崖に閉ざされた強羅地方の村々。その地を訪れた刀城言耶は、村に伝わる怪談をなぞるように起きた連続殺人事件に遭遇する。死体に残された笹舟。事件の現場となった“開かれた密室”の謎。碆霊様が遣わすという唐食船とは何なのか。言耶が真相にたどり着いたとき、驚愕の結末が訪れる。
“碆霊様”は何を祀る?
“唐食船”の正体とは?海辺の寒村に伝わる四つの怪談。
怪談をなぞり起こる連続殺人事件。
数多の謎に、刀城言耶が挑む。死体に残された笹舟。“開かれた密室”。
刀城言耶の訪れる先で、またも不可解な事件が起こる……
次に読みたい本
ゆる言語ラジオの水野さんが書いた本。
ちなみに堀元サンが書いた本はこちら。


