いや~長かった。
調べてみると一年と3カ月かかっていた。
一応毎日読もうという目標を立てていたけど、途中でしばらく放置。
面白くてページをめくる手が止まらない、というより義務感で一日半ページ位読む日も多かった。
ミステリーだと聴いていたので期待して読んだけど、結局誰がカラマーゾフを殺したのかははっきりとせず。
多分スルメジャコフ?みたいな終わり方で、ちょっと不完全燃焼。
スルメジャコフが犯人なのにミーチャがシベリアに流刑されるの?しかも兄弟揃って脱走させようとしてるし。イワンもどうなるん?もう!これで終わりでいいの?
うーん、わからない・・・
ただ、感情の起伏の激しいロシアの人々にはタジタジ。
日本じゃこんなエネルギッシュな人たちはそうそうお目に書かれない。国民性だなぁ。
グルーシェンカとカテリーナの小競り合いは国が違っても、女の争いという感じで、よくわかった。
ふたりとも別の人が好きなんだから別に争う必要なんてないのに。
結局、理性的であるほうが負けなんだよなー、と思ってたら後半カテリーナも結構エキセントリックになっていた。
あまりにも、散漫に読んだので読了を宣言しても良いものか結構悩むけど、一応読んだぞ。ということで次は「悪霊」にチャレンジしたいと思う。
今、アマゾンのあらすじを読んだけど「すなわち未完にして最後の作品」と書いてある。
このあとまだ、ミーチャとグルーシェンカの愛の逃亡アメリカ編を書くつもりだったってこと?
あの二人の家庭って、なんかエネルギッシュ過ぎて暑そう。
ロシアにおいてすらあんなに暑苦しい二人がアメリカとか来た日にゃどうなるんでしょうなー想像するだにおもしろいな。
冒頭「作者の言葉」で「続けて現代編を描く」と宣言していた著者の、
すなわち未完にして最後の作品。
言うまでもなく、時代を越えて各界絶賛の累計170万部。
最近では「東大教師が新入生にすすめる本、第1位!」にも。
物欲の権化のような父フョードル・カラマーゾフの血を、それぞれ相異なりながらも色濃く引いた三人の兄弟。放蕩無頼な情熱漢ドミートリイ、冷徹な知性人イワン、敬虔な修道者で物語の主人公であるアリョーシャ。そして、フョードルの私生児と噂されるスメルジャコフ。これらの人物の交錯が作り出す愛憎の地獄図絵の中に、神と人間という根本問題を据え置いた世界文学屈指の名作。
目次
作者の言葉
第一部
第一編 ある家族の歴史
第二編 場違いな会合
第三編 好色な男たち
第二部
第四編 病的な興奮
第五編 プロとコントラ
本書「作者の言葉」より
もちろん、だれ一人、何の義理もないのだから、最初の話の二ページくらいで本を投げだし、二度と開かなくとも結構だ。しかし、公平な判断を誤らぬため、どうしても最後まで読みとおそうとする親切な読者もいるのである。早い話、ロシアの批評家はみなそうだ。だから、そういう読者に対しては、やはりこちらも気が楽である。その人たちの律義さや誠実さにもかかわらず、やはりわたしは、この小説の最初のエピソードで話を放りだせるような、きわめて正当な口実を与えておくことにしよう。これで前置きはすべてだ。
次に読みたい本
次こそはは亀山訳版をためす。
それともこちらが先かな?江戸川乱歩賞の時から気になっていたけど、ネタ本読まないと楽しめないかと思って。今なら読める!


