多和田 葉子 の「星に仄めかされて」を読んだ。
いきなり余談から始めたいのだけれど、どうやらこの小説、三部作の真ん中の作品だったらしい。
しかも、私はうっかりその2作目「星に仄めかされて」から読み始めてしまった。敗北感・・・
正しい順番は『地球にちりばめられて』→『星に仄めかされて』→『太陽諸島』の流れ。つまり、私はちょうど“星”から着地してしまったわけだ。前後を知らずに。
とはいえ、読んでいる最中はそんなことには気づかなかったのも事実。なぜなら、「唐突」に感じる展開が、もともとこの物語の世界観なのか、それとも私の読解力のせいなのか分からないまま、でもその“わからなさ”を含めて、けっこう楽しんでいたからだ。
「星に仄めかされて」は、hirukoの故郷と言葉を探す旅の物語である。舞台となるのは、多様な視点で描かれる7人の語り手たち。それぞれの立場から語られる彼らの物語が、少しずつ全体像を照らし出していく。
中でも印象的なのが、susanooの存在。
彼に会いに行った仲間たちが、無口すぎる彼を失語症では?と病院に連れて行く。その病院に、かつてhirukoと一緒に「失われた言葉」を探していた仲間たちが自然と集まりはじめるのだが、この展開がなんとも不思議で美しい。
ふと我に返って気づいたのだが、これは“仲間とともに言葉を探す旅”の物語だったのだなと。しかも、その言葉は、かつてあった国の、消えてしまった言語。文字ではなく“音”の記憶を辿っていくような構成が、読んでいてとても心地よかった。
なかでも、物語の最初と最後を締める少年・ムンンの語りには驚かされた。最初は「なんだこれ?」と度肝を抜かれるが、読み進めるうちにそのリズムに慣れて、しまいには手放したくなくなるほどの心地よさに変わる。多和田葉子の言葉の魔法だ。
一方で、susanooの人物像には裏切られた。というのも、勝手に「いい人枠」に入れてたのに、意外にも嫌なヤツだったのだ。「自分の中にある偏見」
れ。つまり、私はちょうど“星”から着地してしまったわけだ。前後を知らずに。
とはいえ、読んでいる最中はそんなことには気づかなかったのも事実。なぜなら、「唐突」に感じる展開が、もともとこの物語の世界観なのか、それとも私の読解力のせいなのか分からないまま、でもその“わからなさ”を含めて、けっこう楽しんでいたからだ。
「星に仄めかされて」は、hirukoの故郷と言葉を探す旅の物語である。舞台となるのは、多様な視点で描かれる7人の語り手たち。それぞれの立場から語られる彼らの物語が、少しずつ全体像を照らし出していく。
中でも印象的なのが、susanooの存在。
彼に会いに行った仲間たちが、無口すぎる彼を失語症では?と病院に連れて行く。その病院に、かつてhirukoと一緒に「失われた言葉」を探していた仲間たちが自然と集まりはじめるのだが、この展開がなんとも不思議で美しい。
ふと我に返って気づいたのだが、これは“仲間とともに言葉を探す旅”の物語だったのだなと。しかも、その言葉は、かつてあった国の、消えてしまった言語。文字ではなく“音”の記憶を辿っていくような構成が、読んでいてとても心地よかった。
なかでも、物語の最初と最後を締める少年・ムンンの語りには驚かされた。最初は「なんだこれ?」と度肝を抜かれるが、読み進めるうちにそのリズムに慣れて、しまいには手放したくなくなるほどの心地よさに変わる。多和田葉子の言葉の魔法だ。
一方で、susanooの人物像には裏切られた。というのも、勝手に「いい人枠」に入れてたのに、意外にも嫌なヤツだったのだ。「自分の中にある偏見」
「星に仄めかされて」は、そういう読み手の思い込みや感覚を、ふわっと揺らしてくる小説である。
この作品はAudibleで聴きました。体験はこちらから!
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多和田 葉子 の「星に仄めかされて 」を読んだ。
どうやら、この小説3部作の2作目から読み始めてしまったらしい(悔しいっ)
読む順番としては、
『地球にちりばめられて』『星に仄めかされて』『太陽諸島』が正解。
今回、ちょうど真ん中から読み始めてしまい(ちっとも気がつかなっかった)くせに
なんか損した気分。
そもそも、難解なファンタジーと思っていたので「唐突」なのか「そういう物」なのかわからず。そういう意味では楽しめた。
物語の構成としては、登場人物たちがそれぞれの視点から物語を紡ぐというもので、なんと7人もの人々がそれぞれの立場から話をしていく。
物語は、亡くなったとされるhirukoの故郷とその言葉を探して、同じ国出身と思われるsusanooを訪れるのだが、彼は失語症なのか一言も喋らない。
無口なのか?それとも失語症なのか?彼を病院に連れて行くのがだ、その病院に一緒になくなった言葉を探す友達が集まってくる。
面白すぎて、いろいろ忘れてたけどこれは、仲間とともに失われた国の言語を探す大いなる旅のものがたりなのね。だから、病院の人たちは残されて行くんだ。
最初と最後のムンンという少年の語り口は、最初は度肝を抜かれたけど心地よすぎる。
それに、てっきりいい人だと勝手にきめつけていたsusanooが意外と嫌なヤツでびっくり。
あー引っかかった。自分の中の偏見のようなものに気付かされる。
「星に仄めかされて」は、とになく壮大な物語(の一部)で雄大な宇宙を感じる本です。
この作品はAudibleで聴きました。体験はこちらから!
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世界文学の旗手が紡ぎだす
国境を越えた物語(サーガ)の新展開!失われた国の言葉を探して
地球を旅する仲間が出会ったものは――?【本書の登場人物たち】
Hiruko ヨーロッパ留学中に「母国の島国」が消滅してしまった女性。同じ母語を話す人間を探して世界を旅する。
クヌート デンマークに住む言語学者の卵。Hirukoと出会い、彼女の旅に同行する。
アカッシュ ドイツに留学中のインド人男性。女性として生きるため、赤いサリーを身にまとう。
ナヌーク グリーンランド出身のエスキモー。語学の才能豊かで、日本人を演じていた。
ノラ 博物館に勤めるドイツ人女性。行き倒れていたナヌークを救う。
Susanoo 福井で生まれた日本人。ある時から歳を取らなくなり、言葉を喪失する病気になった……?Hirukoがつくり出した独自の言語、〈パンスカ〉が見知らぬ人々を結びつける。
分断を超えた希望を描く、全米図書賞作家の新たな代表作。
次に読みたい本
こちらが、3部作の完結編。
いや、最初から読むべき?


