王谷晶の「ババヤガの夜」を読んだ。
ダガー賞を獲得し、日本より先に海外で話題になった本。
話題の中にチラホラとシスターフットという単語が目につく。
なんだろ?と思って調べてみる。
だそうで、確かにそういう本ではあった。
依子の尚子の二人の関係性が、ある時を境に変わって?しまう所がこの本の醍醐味であり、ミステリーと呼ばれる所以なのかな?
ちょっとした仕掛に思わず騙されてしまうけど、良いひっかけだと思った。
最初は、表紙絵にあるこのファイティングポーズを決めた依子が、とにかく強く荒ぶっていて、尚子は典型的なお嬢様に見えるのだが、実は尚子も強いのだった。
ちなみに、ババヤガはスラブ民話で善悪を織り交ぜた魔女のような存在。
依子の出自なんかは結局皆まで語られることはなかったんだけど、ババヤガになりたいってことは、そういうことなのかしらん。
とにかく、前半の圧倒的な暴力シーンが容赦なさすぎて、辟易しちゃうけど、理不尽に負けずに二人でヤクザから逃げ出すシーンは、男女であればつまらないけど、恋愛でも友情でもない、人間が二人だったからこそこの物語は深く心に残るのだろう。
久しぶりに一気読みだった。
世界最高峰のミステリー文学賞
英国推理作家協会賞 ダガー賞 翻訳小説部門
受賞作世界が息を呑んだ最狂のシスター・バイオレンス・アクション!
ロサンゼルス・タイムズ「この夏読むべきミステリー5冊(2024年)」選出
デイリー・テレグラフ「 スリラー・オブ・ザ・イヤー」選出
「クライム・フィクション・ラバー」最優秀翻訳賞(編集者選)受賞「めちゃくちゃブッ飛んでて最高に血まみれ、これはヤバかった!
『キル・ビル』とか『ジョン・ウィック』っぽい雰囲気の本を探してるなら、もうこれ一択」
——@thespookybookclub「怒り、ユーモア、スリル満載」― The Times紙
「激しい暴力と素晴らしい優しさが交互に訪れる」― The Guardian紙
「女の力を描いた、シャープでストイックな物語」― Los Angeles Times紙
「手に汗握る、壊れないスリラー」― Tokyo Weekender
「優しくも怒りに満ちたこの犯罪サーガは、オオタニの次作を待ち望まずにいられない」― Publishers Weekly暴力を唯一の趣味とする新道依子は、関東有数規模の暴力団・内樹會会長の一人娘の護衛を任される。二度読み必至、血と暴力の傑作シスター・バイオレンスアクション、ついに文庫化。
装画:寺田克也/解説:深町秋生どんどこ血が脈打ってくる。――北上次郎(「本の雑誌」2021年1月号)
まず、この世界を壊せ。話はそこからだ、と作者は言う。――杉江松恋
シスターフッド文学をあらゆる意味で刷新するシスターバイオレンスアクション!――鴻巣友季子
もう一気に読了して最後はナルホド! と唸った。――大槻ケンヂ
友情でも愛情でも性愛でもない、ただ深いところで結ばれたこの関係に、名前など付けられない。――宇垣美里(フリーアナウンサー)
次に読みたい本
これもシスターフット

