高野雀の「しょうもないのうりょく」を読んだ。
絵柄がかわいく、白地が多めでシンプルなライン。
余白の取り方や線の柔らかさがいいね、好き。
この「しょうもないのうりょく」の舞台は、世の中の人が皆、何かしらの“異能”を持っている世界だと聞けば、つい派手な超能力バトルを想像してしまう。
だがここで描かれる異能は、服のサイズをぴたりと当てられるとか、果物の旬がわかるとか、日常の端っこにちょこんと座っているような、何の役にたつのやら?な小さな能力ばかり。
もちろん中には「不老不死」といったレアな力を持つ人もいるが、それが特別扱いされるわけでもなく、主人公の勤める小さなソフトウェア会社では、営業や開発、総務などが異能の有無に関係なく、顔の見える範囲で日々の仕事をしている。
この会社の日常は、ちょっとしたSFの香りをまといつつも、実態は「お仕事小説」ならぬ“お仕事コミック”そのものだ。
総務として働く主人公の人柄が大変よろしい。こんないいお嬢さん最高(親目線)。
そしてこのマンガには、よくSNSで差し込まれるマンガでありがちな「嫌な女」が一人も出てこない。
優しい世界。
全3巻というコンパクトさもあって、癒やされたい時や、重たい話を避けたい気分のときにぴったり。Kindle Unlimitedで全巻読めるので、肩の力を抜いて楽しむにはうってつけ~ぜひ~
見るだけで服のサイズが分かる異能、果物の旬が分かる異能、蚊を一撃で倒せる異能など、この世界では誰もが取るに足らない「異能」を持っている。
主人公OL・星野は、書類を崩さずに詰める異能と、あともう一つ、人には言えない異能を持っていた。
それは他人の異能が分かる異能。そしてしょっちゅう風邪を引いている同僚の藤原に、超レアな不老不死の異能があると分かり!?
ちょっぴり変わったオフィスを舞台に繰り広げられるSF(すこし不思議な)異能力オフィスコメディ!
次に読みたい本
続編もでていて、こちらはスーパーを舞台にしたやはりお仕事小説。

