荻原 博子 の「5キロ痩せたら100万円 「健康」は最高の節約 」を読んだ。
またまたぁ、「5キロで100万円」なんて大げさな~と思いつつ、健康ってやっぱりプライスレスな宝物だよなぁ、と納得。
この本では、読者の目を引くために「5キロで100万」なんてキャッチーな表現をしているけれど、ロジックとしてはこういうことらしい。
医者に「5キロ痩せたら寿命が1年延びる」と言われた →
年金は長生きしないと損 →
1年長生きすれば年金が1年分多くもらえる →
それがだいたい100万円くらいお得!
……いや、これってロジックって言えるのか?という気もするけど(笑)。
とはいえ、さすが経済ジャーナリスト。痩せるためのモチベーションの持ち方や視点が、よくあるダイエット本とは一線を画している。
というか、実はこの本のダイエットの「やり方」自体はめちゃくちゃシンプル。
- お酒をやめる
- 夜22時以降は食べない
- 野菜を多めに摂る
これだけで5キロ落としたらしい。すごい。
でもそれも納得。著者はもう60代後半とのこと。50代の頃に成功した断食は「もう無理」と言っている。
わかる、私も数年前にやった月曜断食はもう無理。あれはガッツが必要すぎる。
そして何度でも言いたい。この本は「ダイエットのハウツー本」ではない。
むしろ、「肥満がいかにお財布に厳しいか」を教えてくれる一冊。
たとえば、ウォーキングするならアプリを入れてポイ活しようとか、自治体の健康ポイント制度の紹介とか、家計を守るためのアドバイスが満載。
ただ正直、「年金をもらう年数を増やすために痩せよう!」っていうのは、私のモチベにはならないなぁ。
もうちょっとキラキラした目標じゃないと、頑張れないよね。
100万円は無理でも、5キロ痩せたらだいぶん身体が軽くなるだろうなぁ~
老後不安の9割は、医療費と介護費用! 体重減らして、貯金を増やす「荻原式・節約術」
突然、著者を激痛が襲う。原因は「肥満」と勤続疲労による坐骨神経痛。不健康な食生活の改善に努めるも、治療にかかる通院費用や薬代などが想像以上に家計を圧迫する現実に直面する――。「太り過ぎ」で寿命を縮めてしまえば、もらえる年金も減り、医療費や介護費用が高額に。安心して老後を迎えるためには、「健康」であるのが一番。本書では、自身の経験と詳細なデータをもとに、人気経済ジャーナリストが「病気になると損」「健康は得」の根拠と対策を明かす。一般的な節約だけでは、円安・物価高を乗り切れない! 制度とサービスを活用した 「痩せると100万円以上節約できる」方法を知り、人生後半をハッピーに生きよう。
<本書の内容(一部)>
第1章 メタボ改善が、家計費を助ける!知っておきたい「健康と医療費の怖い関係」
第2章 お金を貯めたければ、歩きなさい!歩けば歩くほどお得になるすごいサービス
第3章 健康なら、入るべき保険はこれだけ!「得する保険」「損する保険」の見分け方
第4章 「公的保険」を知れば、医療費は抑えられる!「孫子の兵法」に学ぶ超・節約術
第5章 薬代はとことん減らせ!荻原流・とっておき節約術ベスト10
次に読みたい本
そろそろですね。と。
すっかり忘れていたけど、東日本大震災を予言したこの本の作者が「2025年7月も危ない」と言ったとかで、今ショート動画やYoutubeでは、これ絡みの都市伝説系の話題が熱い!
もし、明後日日本がなくなるならば、それこそ年金の受給期間を伸ばすぞ~なんて呑気も甚だしいな。