施川ゆうきの「鬱ご飯」6を読んだ。
今回は鬱野さんが、創作怪談を書く回があったのだがそれをXに投稿してちょっとバズる。
「才能を感じる」というコメントをもらってニヤけるというシーンがあるのだが、人がものを作り始まる時ってこんな感じなのかなと思った。
でも鬱野さん、やっぱりかなりひねくれてるので、自分で自分が浮かれてないかずっと見張っている感じ。
なんだか生きるのが窮屈そうだけど、そこがこの漫画の見どころでもある。
またその創作怪談ときたら絶妙な気持ち悪さで、しかも漫画化されてるから結構怖い。
まさかの方向に話が進んでいってる感じ。本来なら食欲が一切わかないグルメ漫画なのだが今回は、ホラーな感じがおおかった。
そうそう、自分に厳しい鬱野さんだが創作怪談の投稿はしっかり続けていてなんか嬉しかった。
諦めずにアウトプットしている姿がみられてよかった。
今回は、最後、漫画を描く自分と文章を書く鬱野が対面するシーンがあるのだけと、小説より漫画の方が面白いと思っている作者自身が出てきちゃってて印象深い。
それにしても、亀とスイカとゴム人の話、気味がわるかったなぁ。
代り映えのない日々。変わらない食生活。そんな中、思いついた創作怪談話を書き上げ、SNSにアップする。30代も後半になり、新しい趣味といえるようなものを見つけた鬱野だが、日常に変化は訪れるのか…。
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怪談、今これが読みたい。