荒木 俊哉 の「こうやって頭のなかを言語化する。」を読んだ。
最近、言語化自体が流行り言葉みたいになっているけど、この本は表紙の絵がいい感じに力が抜けていて好感触。
内容もとてもわかりやすくてよかった。
簡単に書くと(かけるか、私?)
自分に自分で問を立てて、それに自分で答えていくといいよ、というメインの柱があって、そのために「言語化ノート術」の紹介がある。
言語化ノートは、以下の3ステップ
1.まず、自分のふと思ったことをメモっておいてそれを振り返るときに
「~のはなぜか?」 の6文字を追加する。
ちなみに、これは「ゴミ出しを忘れたことを妻に指摘されてムカついた」レベルの話でよろしい。
で、「ゴミ出しを忘れたことを妻に指摘されてムカついたのはなぜか?」という問いにする。
2.それについて3分間で、書き出す
これは、時間制限をかけて、しかも手書きがよいそうである。
とりあえず制限をかけずに吐き出すイメージ
・きづいたなら自分でやればいい
・そもそもそれの仕事と決まっていない
・わかっていることを指摘されたらイラッと来る
いや、結構ダメ人間ですね。
でも誰にも見られないようにかくので、恥ずかしがらずに思ったことを書くとよいのだそうですぞ。
3.最後のワークは、書き出した感情をキーワードに注目してまとめる。
自分が何に腹が立ったのか書き出すのだ。
ちなみに本書では、以下の通りの結論になっている。
妻に腹が立つのは
①やって当然と思わているとき
②自分でもわかっていることを指摘されたとき
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この結論でいいのか?と思われる方もいるでしょう。
なんか、ちっちゃいこと言ってんなー器小さいなーと。
でも、この本の目指しているのは、人間として徳を積むことではなくひたすら「言語化」なのでいいのである。
少なくとも、理由もわからずモヤモヤと苛立ちをかんじている、なんかむかつく、状態を言語化している。
そして、思ったのだがこれ、言語化している間に怒りが収まるよね。客観視できるというか。
少なくともここまで書いたら、読み返して自分のカッコ悪さに気づくと言うか。
これは、本書に載っていたサンプルなので余裕でこんな発言しているが、先程やってみようとおもった結果、結構難しいし、言語化が目的なのにやたらに内省し始めてしまうので、できなかった。
これ、思っていることをすべて外に出そうという方法論は、いろんなユーチューバー田たちがおすすめしている「ずっとやりたかったこをやりなさい」に近い。
ただ、ずっとやりたかったことを~の方は朝、何時間だったか、相当な時間を要するのにくらべ、こちらは「できれば夜の時間に余裕があるときに3分」なので、チャレンジしやすそう。
結論。
言語化、できないよりはできたほうがいい。(身も蓋もない)
10万部突破のベストセラー『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』の著者が、1000人以上のメソッド体験者の生の声を活かしながら、約1年という時間をかけて新しい言語化メソッドを開発! それが本書の「言語化ノート術」である。そもそも言語化力は、だれにでも必ず身につけられる能力だ。「言語化を習慣にすること」これができれば……だ。ただ、これが本当に難しい。そこで本書の「言語化ノート術」は、1日3分&3ステップで実践できる超シンプルな設計になっている。時間をかけずに無理なく続けられる。続けやすいから確実に成果が出る。とにかく5日間だけやってみてほしい。そのとき、あなたは確実に変わっている。 【目次】●第1章 言語化力の高い人がやっていること ●第2章 こうやって自分の話を聞いていく ●第3章 一瞬で思考がまとまる超効率メソッド ●第4章 【実践】「言語化ノート術」5日間体験 ●第5章 「言語化体質」になれば、うまくいく
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こちらは、アーティスト脳になるためのワークが載っているそうです。