芦花公園の「とらすの子」を読んだ。
表紙の「の」の字が反転していて、おしゃれ?なのか、おどろおどろしいのか、判断に迷う。
なんとも不穏なデザインだ。
タイトルからして謎めいているが、まずはこの公園みたいな名前の作家は何者なのか?と思い調べてみた。
だが、はっきりとした情報はつかめなかった。カクヨムというサイトからデビューしたらしい。
幼いころから水木しげるの影響を受けている、とも書いてあった。
ストーリーは超絶美しいとされる「マレ様」が支配する「とらすの会」に関わった人々が、とにかく大量に死んでいく話。
しかも、かなりスプラッター描写が多く、正直なところ辟易する。
こういう作品をオーディブルで聞くと、イヤホン越しの臨場感がありすぎて、余計に気分が悪くなる。
絶叫、肉塊、そして「死ね」のオンパレード――この圧倒的な暴力性は、脳に何か誤った信号を送り、不調を引き起こすのではないかと心配になるほどだ。
なんか、血行が悪くなった感じ。
この後味の悪さはホラーとしては正統派なのかもしれない。
しかし、私が好むホラーはミステリー寄りで、民俗学的とか因習何かのイメージがあるものだ。
だから、こういうタイプの作品は正直苦手だった。
恐怖の種類にもいろいろあるが、私はもうちょい理屈っぽいもののほうが好きなのかもしれない。
みんな、みんな、みんな、みんな、みんな、
嫌な奴はマレ様が
殺してくれる
相次ぐ凄惨な死の中心で
嫣然と佇む、美しい異常。
「とらすの会」の人は皆優しくて、居心地が良かったです。特にマレ様なんて嘘みたいに綺麗で、悩みを聞いて抱きしめてくれました。でも“会議”では、誰かが「許せない人」への恨みをマレ様に訴えて、周りの人たちも口々に煽って……翌日、その人は死体で見つかるんです。それが怖くて行かなくなったら、裏切者って責められて……。時間がないです、私、殺されます──錯乱する少女は、オカルト雑誌のライター・美羽の眼前で、爆発するように血肉を散らして死んだ。スクープを狙った美羽は「とらすの会」を訪ねるが、マレ様と出会うことで想像を絶する奈落へと突き落とされる──。
次に読みたい本
なんか、一点して明るいものが読みたいなー
このくらい振り切って自己肯定する人素晴らしい!

