町田康の「俺の文章修行」を読んだ。
なんとも勢いのある町田康らしさが爆発した「文章修行」。
簡単に「死ね」とか言っちゃうコンプラ無視の過激さ、でも熱い!
例えば、と紹介したいのに、どこを引用すればいいのか分からなくなる。
読んでも、町田康の劣化コピーのような文章しかかけないので、(それでもいい書いてみたい!とも思うけど)実用的ではないかもしれない。
面白くないわけではない、むしろ前編にわたってめちゃクチャ面白いのである。
たまに差し込まれる「例文」もハチャメチャで文章修行をしている感じがまるでしない。
せっかく町田康が魂を込めて(たぶん)教えてくれているのに、この本から学んで良い文章を書こう、という気持ちはかなり早い段階で諦めた。
だって、真剣に向き合っていると、カッコつけたチョコザイな文章を書いている自分が恥ずかしてく押し入れに引きこもりたくなるんだもん。
こんな風に自分としっかり向き合わない「雑」なスタンスについてもしっかり触れられている。
言い尽くされているのだ。天才だ!(とついて行けない自分を正当化する)
次に読みたい本
新入社員のときに先輩からこれを渡された。
どうにかせい、という文章をかいていたのだろうか?
しかも、読みきれずに返却するという恐れ知らずな20代。