iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に忘れっぽい私の読書録。最近はもっぱらAudibleで聞く読書

「ミステリー・アリーナ」このミステリーがすごいはやっぱすごい。

深水 黎一郎 の「ミステリー・アリーナ」を読んだ。

 

こんな傑作をいままで一切アンテナに引っ掛けていたかったことをまず反省。

2016年のこのミステリーがすごいにもランクインしているし、世間はちゃんと認知していたらしい。

だよね!これ読んだら誰かにすすめたいよね!めっちゃ時差あるけど私もすすめたい!!!

 

 

いわゆる作中作ミステリーなんだが、そう来たか!!というまさかの設定。

これをやられたら他のミステリ作家やりにくくならないか?心配になってしまうほどだ。

 

物語の舞台は近未来の日本。国民的人気を誇る年末の特別番組「推理闘技場(ミステリー・アリーナ)」では、ミステリー好きのプロたちが、番組内で出題される推理小説の犯人やトリックを早押しで当て、賞金を競い合う。

第10回大会で出題されたのは、嵐で孤立した山荘で起こった殺人事件。参加者たちは提示されるテキストを読み解き、次々と推理を披露していく。正解したら20億円の賞金が待っている。

優勝者は果たして出るのか?そして、不正解者が通された部屋ではなにかか起こっている・・・

 

いやー面白かった!!

 

ミステリオタたちが、あらゆる伏線を指摘まくって、もはやテキストのすべてが何かしらの「意図をもった」物語。

エンタメなのに、一切気を抜けないという。

 

そして、最後の結末もまた、作中作だけだったらみんなが本を投げ出すような内容にしてそれを成立させている剛力!

あーやっぱり、このミステリーがすごい!(8年遅れ)

 

 

 

ミステリー・アリーナ (講談社文庫)

連続殺人に挑むのはミステリー読みのプロたち――。15ある解決案のどれが真相か? 嵐で孤立した館で起きた殺人事件! 国民的娯楽番組「推理闘技場(ミステリー・アリーナ)」に出演したミステリー読みのプロたちが、早い者勝ちで謎解きに挑む。誰もが怪しく思える伏線に満ちた難題の答えはなんと15通り! そして番組の裏でも不穏な動きが……。多重解決の究極 にしてミステリー・ランキングを席巻した怒濤の傑作!!

次に読みたい本

クローズド・サークルもの読みたくなったので、AIにおすすめしてもらった。

 

以下に結果を記す。

王道と言われるのは流石に間違ってなかったけど、他のも読みたいとリクエストすると半分くらいしか正しくない結果を吐き出してきた。

面白そうだから読みたいけど、こういう読書の幅の広げ方もできるってことで。

 

 

 

以下Geminiのお答えなのであんまり信じないよーに。

 

王道の名作から:

  • アガサ・クリスティそして誰もいなくなった』: クローズド・サークルの金字塔とも言える作品です。孤島に集められた十人の男女が、次々と謎の死を遂げていくという、息詰まるような展開が魅力です。犯人は誰なのか、そしてどのような方法で殺人を繰り返しているのか、最後まで目が離せません。ミステリー好きなら一度は読んでおきたい作品です。
  • 横溝正史『獄門島』: 戦後の瀬戸内海に浮かぶ孤島を舞台に、異様な状況下で起こる連続殺人事件を描いた作品です。閉鎖的な島の因習や、複雑な人間関係が絡み合い、独特の雰囲気を醸し出しています。日本の古典的なクローズド・サークル・ミステリーを味わいたい方におすすめです。

現代ならではの趣向が凝らされた作品:

  • 綾辻行人十角館の殺人』: 無人島に建つ奇妙な十角形の館を舞台に、過去の事件に関わった大学生たちが次々と殺害されていくという物語です。本格ミステリーとしての精緻なロジックはもちろん、館の不気味な雰囲気や、ラストの衝撃的な真相は多くの読者を魅了してきました。館シリーズの第一作であり、クローズド・サークル・ミステリーの古典的名作として知られています。
  • 今村昌弘『屍人荘の殺人』: 山奥のペンションに閉じ込められた大学生たちが、外部からの侵入が不可能な状況下で起こる連続殺人に巻き込まれるという、現代的な設定のミステリーです。ゾンビという異質な要素を取り入れながらも、本格ミステリーとしての謎解きの面白さをしっかりと両立させている点が魅力です。
  • 有栖川有栖『孤島のアリス』: 無人島に建てられた奇妙な洋館を舞台に、若い女性たちが連続して殺害される事件を描いた作品です。美しい風景とは裏腹に、館に隠された秘密や、登場人物たちの過去が複雑に絡み合い、読者を飽きさせません。著者の代表作の一つであり、本格ミステリーファンにおすすめです。

少し変わった趣向の作品:

  • 米澤穂信インシテミル』: ある奇妙なアルバイトに参加した男女が、外界から完全に遮断された館の中で、互いに殺し合うという状況に追い込まれるという、異色の設定のミステリーです。人間の心理や、極限状態における行動がリアルに描かれており、単なる謎解きだけでなく、スリリングな展開も楽しめます。

私:全部読んだから他の本をおすすめしてくれろ?

斜線堂有紀『恋に至る病』:

恋に至る病 (メディアワークス文庫)

白井智之『名探偵のいけにえ - 人民教会殺人事件 -』: 

名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―


『探偵AIのリアル・ディープラーニング』::著者が間違っていたが

探偵AIのリアル・ディープラーニング(新潮文庫nex)

 


似鳥鶏『不在宴会』:

→こんな作品はなかった・・・


『地獄くらやみ花もなき』:著者が間違っていたが

地獄くらやみ花もなき (1) (角川コミックス・エース)