高野秀行の「世界の納豆をめぐる探検」を読んだ。
子供向けの絵本、たくさんのふしぎ傑作選だ。
納豆を食べているのは日本人だけ?とまでは思ってなかったけど、よもやアフリカ大陸でも食べられているとは驚きだ。
そもそも、納豆についてそこまで深く考えた事ないけど、私と納豆の関係について考えてみる。
10年くらい前にテレビ番組で納豆を食べたら痩せると言ってたのを鵜呑みにして、納豆の品薄に貢献した私だ。
実は実家ではそんなに納豆を、食べていなかった。嫌いでもないし好きでもない、そんな位置付けの納豆。
結婚して初めて、大鉢で納豆を混ぜるなんて経験をした。
もちろん洗うのが大変すぎですぐやめたけど。
育児中は、離乳食に納豆をに助けられた。
価格が安定しているし、そもそも柔らかいし、あんた最高だよ。皿がねばつくけど。
その後、納豆についてちょっと距離を置いた時期もあった。だって、ねばつかない美味しいものが世間にはたくさんあるんだもん。
だか、コロナでまた二人の仲は急接近。
在宅勤務の昼ごはんにどんだけ納豆を食べたか。
なんといっても、これでタンパク質が摂取できてるという安心感がいい。
味変とか必要ないほど飽きぬ。
ビバ納豆卵かけご飯、ネギがあれば最高。
というわけで、今や私と納豆の関係は蜜月を迎えている。
そんなさなか、大好きなノンフィクション作家と、大好きな漫画家が納豆についての絵本書いてるんだったら、そりゃ家に子供がいなくても読むでしょ。絵本。
納豆菌は全世界、至る所に存在している。
ゆえに、納豆だってアフリカからアジアの広い地域で食べられている。
アフリカでは大豆ではなく、バオバブの種で納豆をつくるとか、他の国では日本みたいな生の納豆を食べる事は少ないとか、すごくおもしろい。
バオバブの木の種の納豆!すごく美味しいらしい
かなり前、テレビであらゆるものを納豆にする企画があり、お笑い芸人の爆笑問題が色々なものを納豆菌で発酵させて、さくらんぼも納豆にしてたのよ。そして、美味しいと言いながら食べてたのよ。
誰に話してもウソだーと言われるこのエピソード、もはや自分の記憶に自信がない。
でも、あらゆるところに納豆菌は存在してるのであれば、発酵さえすすめばなんでも納豆にならはずである。
絵本の中でも菓子箱納豆の作り方が書いてあったし。
どちらにしろ、腐って糸を引いた豆を食べる気合いが、我らの先祖にはあったってことよね。
次に読みたい本