アガサ・クリスティーの「復讐の女神」を読んだ。
ミス・マープルが活躍する長編ミステリだ。
犯人はやはり最後まで誰だかわからない。そして相変わらずミス・マープルのしたたかさに相変わらず舌をまく。
私ちょっとぼんやりしてましてね・・・なんて言葉に騙されてはいけない。
いろんな手口で探偵をするのだ。
私、てっきりミス・マープルは安楽椅子探偵(ひたすら思考だけで犯人を言い当てる)かとおもっていたが、安楽椅子に座って編み物をすることもあるが、旅行に出かけて知らない人の家に泊まり込んだり、うっかりしたふりをして村人から聞き出したりと、思ったよりアクティブ。
今回の話は、「カリブ海の秘密」の続編、といっても前作読んでなくても行ける気がする。
全開の旅行先でやっぱり果敢に探偵を行ったマープル。そこで共同戦線をはったとある富豪から不思議な探偵依頼がやってきた。
それはなんと「遺言依頼」。
しかも、何を調べてほしいのかもはっきりしておらず、あなたの正義を見極める目にきたいして」「成功報酬ははらいます」と書いてあるが、具体的には何を調べたら良いのかもかかれていない。
いわば、まず何が謎なのかを探偵する、手の込んだミステリーだ。
マープルは富豪によって仕組まれたバス旅行で、出会う人々からちょっとずつヒントを貰って調べてゆく。
誰が敵で誰が無関係か、それもわからない状態で単身ツアーに参加するマープルの度胸よ。
ミステリなので犯人に触れずに感想を書くのは難しいが、犯行は身勝手な愛ゆえに行われたとだけお伝えしておきましょう。
それにしても、マープルさんどんどん若返ってない?どんどん動けるようになってるんだけど。
『カリブ海の秘密』の続篇。
マープルは、かつてともに事件を解決した富豪の死を知る。その一週間後、「ある犯罪調査をしてほしい」と富豪が記した手紙が届く。だが、具体的な犯罪の内容については何も書かれていなかった。マープルは手紙の指示通り旅に出るが、そこには様々な思惑をもつ人々が待ちかまえていた。
次に読みたい本
今日はクリスマス・イブ、こんな本はいかがだろうか。
随分昔に出版された本だが、未だベストセラー
一人の少女から新聞社に届いた「サンタクロースっているんでしょうか?」というお便りから、一人の記者が心を込めて書いた返信。
こどもに聞かれた場合、これより最適な回答はないと思う。目に見えないものを信じることそんな人生を歩んでほしい。
更に雑談。
せっかくのクリスマスだが、我が家の3匹の子豚ちゃん達は上から「インフル」「寮生活」「多分インフル」と全くもってメリーではない。
10年前はあんなにいろいろ仕込んで大変だったのに、こんなにもクリスマスがなくても大丈夫になってしまうとは。
こどもが小さい人たちが今日は大変だ~と帰っていくのがうらやましい。
とりあえず、あまりにも何も欲しがられないのでコンビニでチキンを買ってみたが、こういうのを寂寥感っていうんですかね。